名古屋市栄生町、今朝は曇りです。
DoseRAE2で測定したアパート2階ベランダの数値は、0.04μSv/hでした。
2011年8月31日水曜日
2011年8月30日火曜日
2011年8月29日月曜日
名古屋市千種区にある、名古屋大学アイソトープ総合センターが測定している空間放射線量率
名古屋市千種区不老町にある、名古屋大学アイソトープ総合センターでは、TCS-172(シンチレーション式サーベイメーター)を使用して同センターの正面玄関前(地上1m)で空間放射線量率を測定しており、その測定結果をHP上で公開しています。※放射線を取り扱う施設では、事務所境界での空間放射線量率を毎月測定することが、法律により定められており、同センターでは、2011年3月15以降は、8月29日現在まで、毎日測定を行っているとのことです。
同センターによると、2011年3月15日以降の測定では、数値は0.08μSv/h〜0.09μSv/hを示すことが多い、という印象だそうですが(雨が降ったときは、0.1μSv/hを超えることもあるそうです)、福島原発事故以前に毎月測定していた数値も、2011年1月28日は0.09μSv/h、翌月の2月28日は0.08μSv/hだったそうで、「福島原発事故の前と後で、数値に大きな変化はない」ということでした。因みに、過去3年間の数値は、0.065μSv/h〜0.115μSv/hだったそうです。
僕は、このブログで繰り返し述べていますが、福島原発事故の影響を、土壌の放射能測定の数値などを抜きに、空間放射線量率の数値のみから考察するのであれば、福島原発事故以前と事故以降で、「同じ場所」を「同じ条件」で「同じ測定機器」により測定された数値同士を比較するべきだと思っています。
福島原発事故後には、(僕も含めて)多くの「個人」が様々な小型放射線測定器を使って、各地の空間放射線量率を測定していますが、その数値だけを見て、「ここは、空間放射線量率が高い」とか「ここは、放射能で汚染されている」と決めつけることは短絡的であり、決して賢明なことではないと思います。※たとえ、比較するべき福島原発事故以前の数値がなくても、たとえ、どういう測定器を使用したとしても、例えば1μSv/hとか、そういった明らかに高い数値が測定された場合は、話は別かもしれませんが..
この名古屋大学アイソトープ総合センターの数値は、福島原発事故以前と事故以降で、「名古屋大学アイソトープ総合センターの正面玄関(同じ場所)」を「地面から1m(同じ条件)」で「TCS-172(同じ測定機器)」により測定されたものですので、この数値同士を比較することは、福島原発事故の影響を考察する上で、とても有効な手段の一つであると考えられると思います。
そして、この数値同士を比較すると、「福島原発事故の前と後で、数値に大きな変化はない」ということがわかりますから、名古屋市千種区にある同センターに関しては、「福島原発事故の影響は、ほとんどない」と考えるのが妥当でしょう。そして、この付近の地域に関しても、ある程度、このデータを参考にできるのではないでしょうか。
一口に名古屋市と言ってもかなり広い地域なのですから、現在、モニタリングポストなどで空間放射線量率の測定と発表を行う愛知県環境調査センターがある名古屋市北区、それ以外の別の地域にも、このように、福島原発以前と事故以降の空間放射線量率のデータを公表してくれる機関があることは、とても有り難いことです。これで、名古屋市の千種区に関しては、福島原発事故の影響について、一定の推測が成り立つと思います。
名古屋大学アイソトープ総合センターさん、ありがとうございます!
同センターによると、2011年3月15日以降の測定では、数値は0.08μSv/h〜0.09μSv/hを示すことが多い、という印象だそうですが(雨が降ったときは、0.1μSv/hを超えることもあるそうです)、福島原発事故以前に毎月測定していた数値も、2011年1月28日は0.09μSv/h、翌月の2月28日は0.08μSv/hだったそうで、「福島原発事故の前と後で、数値に大きな変化はない」ということでした。因みに、過去3年間の数値は、0.065μSv/h〜0.115μSv/hだったそうです。
僕は、このブログで繰り返し述べていますが、福島原発事故の影響を、土壌の放射能測定の数値などを抜きに、空間放射線量率の数値のみから考察するのであれば、福島原発事故以前と事故以降で、「同じ場所」を「同じ条件」で「同じ測定機器」により測定された数値同士を比較するべきだと思っています。
福島原発事故後には、(僕も含めて)多くの「個人」が様々な小型放射線測定器を使って、各地の空間放射線量率を測定していますが、その数値だけを見て、「ここは、空間放射線量率が高い」とか「ここは、放射能で汚染されている」と決めつけることは短絡的であり、決して賢明なことではないと思います。※たとえ、比較するべき福島原発事故以前の数値がなくても、たとえ、どういう測定器を使用したとしても、例えば1μSv/hとか、そういった明らかに高い数値が測定された場合は、話は別かもしれませんが..
この名古屋大学アイソトープ総合センターの数値は、福島原発事故以前と事故以降で、「名古屋大学アイソトープ総合センターの正面玄関(同じ場所)」を「地面から1m(同じ条件)」で「TCS-172(同じ測定機器)」により測定されたものですので、この数値同士を比較することは、福島原発事故の影響を考察する上で、とても有効な手段の一つであると考えられると思います。
そして、この数値同士を比較すると、「福島原発事故の前と後で、数値に大きな変化はない」ということがわかりますから、名古屋市千種区にある同センターに関しては、「福島原発事故の影響は、ほとんどない」と考えるのが妥当でしょう。そして、この付近の地域に関しても、ある程度、このデータを参考にできるのではないでしょうか。
一口に名古屋市と言ってもかなり広い地域なのですから、現在、モニタリングポストなどで空間放射線量率の測定と発表を行う愛知県環境調査センターがある名古屋市北区、それ以外の別の地域にも、このように、福島原発以前と事故以降の空間放射線量率のデータを公表してくれる機関があることは、とても有り難いことです。これで、名古屋市の千種区に関しては、福島原発事故の影響について、一定の推測が成り立つと思います。
名古屋大学アイソトープ総合センターさん、ありがとうございます!
2011年8月28日日曜日
2011年8月27日土曜日
8/27、今朝の数値です!
名古屋市栄生町、今朝は晴れです。
DoseRAE2で測定したアパート2階ベランダの数値は、0.05μSv/hでした。
因みに、きょう8/27から8/29にかけてのスイスの放射能拡散予測はこちらです→http://www.youtube.com/watch?v=0LjvixW12Sw&feature=player_embedded
DoseRAE2で測定したアパート2階ベランダの数値は、0.05μSv/hでした。
因みに、きょう8/27から8/29にかけてのスイスの放射能拡散予測はこちらです→http://www.youtube.com/watch?v=0LjvixW12Sw&feature=player_embedded
2011年8月26日金曜日
愛知県(名古屋市北区)、7/1〜8/1の降下物の放射能測定結果
きょう、名古屋市北区にある県環境調査センターが、同センター敷地内で測定した、7/1午前9時〜8/1午前9時の降下物の放射能測定結果を発表しました。
これによると、セシウム134は0.58Bq/㎡、セシウム137は0.63Bq/㎡、ヨウ素131は不検出(検出下限値は0.36Bq/㎡)だそうです。そして、前の月の数値よりも上昇しているようです。※Bq/㎡=MBq/㎢
数値は低いとは言え、降下物を1ヶ月間連続で採取すると、未だに放射性物質が検出されるという事実..これは、現在でも、福島原発からの放射能の放出が続いているという証拠なのでしょうか?それとも、これまでに降下した放射性物質が、再び風に乗り飛んでいるのでしょうか?
福島原発事故は、収束する見通しも立っていないという情報もあり、今後も長期間に渡り、状況を注視する必要がありそうです..
これによると、セシウム134は0.58Bq/㎡、セシウム137は0.63Bq/㎡、ヨウ素131は不検出(検出下限値は0.36Bq/㎡)だそうです。そして、前の月の数値よりも上昇しているようです。※Bq/㎡=MBq/㎢
数値は低いとは言え、降下物を1ヶ月間連続で採取すると、未だに放射性物質が検出されるという事実..これは、現在でも、福島原発からの放射能の放出が続いているという証拠なのでしょうか?それとも、これまでに降下した放射性物質が、再び風に乗り飛んでいるのでしょうか?
福島原発事故は、収束する見通しも立っていないという情報もあり、今後も長期間に渡り、状況を注視する必要がありそうです..
2011年8月25日木曜日
8/25、今朝の数値です!
名古屋市栄生町、今朝は曇りです。相変わらず、朝から蒸し暑いです。
DoseRAE2で測定したアパート2階ベランダの数値は、0.048μSv/hでした。
こちらは、8/25からのスイスの放射能拡散予測です→http://www.youtube.com/watch?v=KRhFZMG5EHk&feature=player_embedded
DoseRAE2で測定したアパート2階ベランダの数値は、0.048μSv/hでした。
こちらは、8/25からのスイスの放射能拡散予測です→http://www.youtube.com/watch?v=KRhFZMG5EHk&feature=player_embedded
2011年8月24日水曜日
2011年8月23日火曜日
8/23、現在の室内の数値(19時〜20時30分)は..
今夜も名古屋市は暑いです..
風がやや強いのですが、空気は温め。栄生町のアパートの窓を開放して外気を取り込みつつ、室内の空間放射線量率を、DoseRAE2によりいつもの場所でモニタリングしています。
19時〜20時30分の間では、0.04μSv/hで安定し、時折0.03μSv/hを示していました。
風がやや強いのですが、空気は温め。栄生町のアパートの窓を開放して外気を取り込みつつ、室内の空間放射線量率を、DoseRAE2によりいつもの場所でモニタリングしています。
19時〜20時30分の間では、0.04μSv/hで安定し、時折0.03μSv/hを示していました。
8/23、今朝の数値です!
名古屋市栄生町、今朝は晴れです。
DoseRAE2で測定したアパート2階ベランダの数値は、0.048μSv/hでした。
因みに、きょう8/23からのスイスの放射能拡散予測です→http://www.youtube.com/watch?v=Dd0Bq2NtUQ0&feature=player_embedded
DoseRAE2で測定したアパート2階ベランダの数値は、0.048μSv/hでした。
因みに、きょう8/23からのスイスの放射能拡散予測です→http://www.youtube.com/watch?v=Dd0Bq2NtUQ0&feature=player_embedded
2011年8月22日月曜日
愛知県の公式見解「8/19に愛知県環境調査センターでGR-135により測定された、0.083μSv/hという数値について」
表題の8/19に0.083μSv/hという数値が測定された事実は、このブログでも触れましたし、この事実について同センター職員の方から伺ったお話もすでに掲載させて頂きましたが、愛知県のHPに、この事実についての公式見解が掲載されているようなので、ご紹介しようと思います。
8/19にアップされた、この大気中の放射線量の測定結果についてによると、「本日(8/19)午前10時において、モニタリングポストで0.057μSv/h、携帯型サーベイメータで0.083μSv/hと、福島原発事故以後で最高の値が検出されましたが、同時刻以降、数値は低下し、事故以前の水準に戻っています。原因は不明ですが、セシウム137などの人工放射性物質は検出されていません」とのことです。
率直なところ、「原因は不明」として、敢えて、「大雨により大気中の自然放射性物質が降下した」という可能性には触れていませんし、何より放射線測定の専門家が「原因は不明」としたことに若干の不安を覚えます..
ただ、「同時刻以降、数値は低下し事故前の水準に戻っている」ことと、「セシウム137などの人工放射性物質は検出されていない」ということは、冷静に考えなければならないでしょう。
但し、心配性の僕は、セシウムなどは降下物の測定対象になっていますが、「(測定対象になっていない)ほかの人工放射性物質はどうなの?」などと考えてしまいます。仮に、測定しなくても、セシウムなどが検出されなければ、通常は、ほかの人工放射性物質も検出されない可能性が高いのでしょうか?つまり、「心配ない」と考えて良いのでしょうか?実際、どうなのでしょう?
僕は放射能に関しては素人ですから、愛知県が発表したこの情報によって、「危ない」とも、「大丈夫だ」とも断言はできませんが、こういう情報を得て、一人ひとりが考え、判断することが求められているのかもしれません。
少なくとも、わからないことがあれば、"Ask Questions(質問をしよう)!"、僕たちには、こういう姿勢が大切なのかもしれません。僕は、専門家の方に、もっとお話を伺いたいと思います!
8/19にアップされた、この大気中の放射線量の測定結果についてによると、「本日(8/19)午前10時において、モニタリングポストで0.057μSv/h、携帯型サーベイメータで0.083μSv/hと、福島原発事故以後で最高の値が検出されましたが、同時刻以降、数値は低下し、事故以前の水準に戻っています。原因は不明ですが、セシウム137などの人工放射性物質は検出されていません」とのことです。
率直なところ、「原因は不明」として、敢えて、「大雨により大気中の自然放射性物質が降下した」という可能性には触れていませんし、何より放射線測定の専門家が「原因は不明」としたことに若干の不安を覚えます..
ただ、「同時刻以降、数値は低下し事故前の水準に戻っている」ことと、「セシウム137などの人工放射性物質は検出されていない」ということは、冷静に考えなければならないでしょう。
但し、心配性の僕は、セシウムなどは降下物の測定対象になっていますが、「(測定対象になっていない)ほかの人工放射性物質はどうなの?」などと考えてしまいます。仮に、測定しなくても、セシウムなどが検出されなければ、通常は、ほかの人工放射性物質も検出されない可能性が高いのでしょうか?つまり、「心配ない」と考えて良いのでしょうか?実際、どうなのでしょう?
僕は放射能に関しては素人ですから、愛知県が発表したこの情報によって、「危ない」とも、「大丈夫だ」とも断言はできませんが、こういう情報を得て、一人ひとりが考え、判断することが求められているのかもしれません。
少なくとも、わからないことがあれば、"Ask Questions(質問をしよう)!"、僕たちには、こういう姿勢が大切なのかもしれません。僕は、専門家の方に、もっとお話を伺いたいと思います!
2011年8月21日日曜日
8/21、今朝の数値です!
名古屋市栄生町、今朝は曇りです。夜の間に雨が降ったような形跡があり、きょうも雨が降ったり止んだりしそうな天気です。
DoseRAE2により測定したアパート2階ベランダの数値は、0.052μSv/hでした。
DoseRAE2により測定したアパート2階ベランダの数値は、0.052μSv/hでした。
8/19の関東地方の降下物の放射能測定結果!
8/19、関東地方で一時空間放射線量率が上昇したという事実がありました。
僕がこのブログで取り上げたのは、東京都、神奈川県、千葉県でしたが、この3都県の8/19の降下物の放射能測定結果がそれぞれのHP上に更新されているかどうか、見て行くことにします。愛知県もそうですが、各都道府県の降下物の放射能測定結果は、通常、1日後に更新されます。
まず、東京都の降下物の放射能測定結果ですが、8/19の9:00〜8/20の9:00の期間では、ヨウ素131、セシウム134、セシウム137、いずれも不検出でした。
神奈川県は、残念ながら更新はないようです。※僕が見つけられないだけかもしれません。
千葉県の降下物の放射能測定結果ですが、8/19の9:00〜8/20の9:00の期間では、セシウム134、及びセシウム137は不検出でした。ヨウ素131に関しては測定対象になっていないようです。
この結果を見ると、8/19の関東地方の空間放射線量率の上昇は、(断言は難しいにしても)人工の放射性物質の飛散によるものではない可能性が高く、少なくとも、8/19、関東地方に福島原発から新たに大量のセシウムやヨウ素などの人工放射性物質が飛散したということではなさそうです。
ただ、ほかの人工放射性物質の測定は行われていないようですが、これは、セシウムやヨウ素の飛散がなければ、それらの飛散もない、と考えても良いのでしょうか。どうなのでしょう..
安心して良いのかどうか、僕にはわかりませんが、とりあえず、8/19の東京都と千葉県の降下物から、放射性のセシウムやヨウ素(千葉県は測定せず)は検出されなかった、ということだけは事実なようです。
僕がこのブログで取り上げたのは、東京都、神奈川県、千葉県でしたが、この3都県の8/19の降下物の放射能測定結果がそれぞれのHP上に更新されているかどうか、見て行くことにします。愛知県もそうですが、各都道府県の降下物の放射能測定結果は、通常、1日後に更新されます。
まず、東京都の降下物の放射能測定結果ですが、8/19の9:00〜8/20の9:00の期間では、ヨウ素131、セシウム134、セシウム137、いずれも不検出でした。
神奈川県は、残念ながら更新はないようです。※僕が見つけられないだけかもしれません。
千葉県の降下物の放射能測定結果ですが、8/19の9:00〜8/20の9:00の期間では、セシウム134、及びセシウム137は不検出でした。ヨウ素131に関しては測定対象になっていないようです。
この結果を見ると、8/19の関東地方の空間放射線量率の上昇は、(断言は難しいにしても)人工の放射性物質の飛散によるものではない可能性が高く、少なくとも、8/19、関東地方に福島原発から新たに大量のセシウムやヨウ素などの人工放射性物質が飛散したということではなさそうです。
ただ、ほかの人工放射性物質の測定は行われていないようですが、これは、セシウムやヨウ素の飛散がなければ、それらの飛散もない、と考えても良いのでしょうか。どうなのでしょう..
安心して良いのかどうか、僕にはわかりませんが、とりあえず、8/19の東京都と千葉県の降下物から、放射性のセシウムやヨウ素(千葉県は測定せず)は検出されなかった、ということだけは事実なようです。
2011年8月20日土曜日
8/20、DoseRAE2による測定結果と、愛知県環境調査センターの測定結果から..
きょう8/20、スイスの放射能拡散予測では、名古屋市にも放射能が飛散するとのことでしたので、9:00〜15:00の間、アパートの窓を開放してDoseRAE2によるモニタリングを行ってみました(※大体5分置き、少なくとも15分置きに数値を確認)。
結果は、0.04μSv/h〜0.05μSv/hの間で数値は安定していました(時折0.06μSv/hを示すこともあり)。これは同じ条件で測定した7月以降の僕のアパート室内の通常の数値です。
因みに、16:00、アパートのベランダで測定した数値は、0.056μSv/hでした。
愛知県の県環境調査センターの数値を見ると、8/20の空間放射線量率は、モニタリングポストで4:00〜5:00までは概ね0.04μSv/h台だったのに対し、5:00〜9:00は0.05μSv/h台に上昇していますが、これまでにもこの程度の数値が記録されたことがありますので、とりわけ驚くようなことではないかもしれません。
また、昨日8/19の、同センター敷地内(地上1m)のシンチレーション式サーベイメーター(GR-135)による測定結果は、0.083μSv/hで、6月にこの測定を開始して以来の最高値となりましたが、同センターの職員の方にお話を伺ったところ、「毎朝10:00に測定していますが、8/19は、たまたまその時間に激しい雨が降ったことにより、大気中の自然放射性物質が降下したことが原因かもしれません。(これは、あくまで推測なので)それが原因だとは断言できませんが、明日8/21にアップ予定の、8/19〜8/20の降下物の測定結果でも、セシウム134、137及びヨウ素131は不検出でした」とのことでした。因みに、明日8/21アップ予定の、8/20の同センター敷地内(地上1m)のシンチレーション式サーベイメーターによる測定結果は、やはり測定時間の8/20の10:00に雨が降っていたこともあり、8/19の数値ほどではないですが、若干高めの数値が測定されたそうです。
数値が上がった原因が、降雨により大気中の自然放射性物質が降下したことであれば、大きな問題はないと思います。やはり、モニタリングポストやサーベイメーターの数値と、降下物の放射能測定の結果を併せて確認することが重要だと思います。
ラベル:
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名古屋市
8/20、今朝の数値です!
名古屋市栄生町、今朝は雨です。小雨ですが、6時以前から降っていたようです。
DoseRAE2によりアパートの2階ベランダで測定した数値は、0.06μSv/hでした。
ここ何日かでは、0.06μSv/hという数値は見かけませんでしたが、同じく雨だった7/7と7/19はそれぞれ、0.06μSv/h、0.058μSv/hでしたし、5/11は晴れでも0.058μSv/hでしたので、(僕が測定を始めてからという条件付きですが)きょうの0.06μSv/hがとりわけ高いというわけではなさそうです。
DoseRAE2によりアパートの2階ベランダで測定した数値は、0.06μSv/hでした。
ここ何日かでは、0.06μSv/hという数値は見かけませんでしたが、同じく雨だった7/7と7/19はそれぞれ、0.06μSv/h、0.058μSv/hでしたし、5/11は晴れでも0.058μSv/hでしたので、(僕が測定を始めてからという条件付きですが)きょうの0.06μSv/hがとりわけ高いというわけではなさそうです。
2011年8月19日金曜日
8/19、関東地方で空間放射線量率が上昇!明日8/20は中部地方も要注意!
きょう8/19の東京都、神奈川県、千葉県のHPに掲載されているモニタリングポストの数値を見ると、①東京都では、10:00から数値が上昇し、13:00〜15:59の間に0.08μSv/hを記録(※5月以降は0.06μSv/h台後半で安定、6月中旬以降は8/19まで0.05μSv台後半で安定していた)、②神奈川県では、14:00から数値が上昇し、15:00〜16:59の間に0.05μSv/hを記録(※4月下旬以降は0.03μSv/h台で、6月以降は8/19まで0.028μSv/h程度で安定していた)、③千葉県では、13:00から数値が上昇し、15:00〜16:59の間に0.07μSv/h台を記録(※4月の下旬以降は8/19まで、0.04μSv/h台で安定していた)という事実がわかります。
スイスの放射能拡散予測では、きょう8/19の午後から東京都、神奈川県、千葉県方面に放射能が飛散すると予測されていたようです。ただ、「7月以降も、福島原発からは毎日放射能が放出されている」ということは、周知の事実でしたし、そういう状況で、これまでにも関東地方には福島原発方面から気流が流れることも、雨が降ることもありました。
にも拘らず、この3都県のデータを見ても、概ね5月以降はこれほど大きな数値の上昇はなかったのですが、きょう8/19に限っては、空間放射線量率が急上昇したのです。
原因は何なのでしょう?
きょう8/19の関東地方には、かなりの量の雨が降ったようです。僕のウェブサイト(DoseRAE2で測定した名古屋市の空間放射線量率)にも書きましたが、「雨が降ると、空気中の塵が雨により地表に落とされ、塵に含まれている比較的半減期の短い天然放射性物質(半減期27分の鉛-121、半減期20分のビスマス-214など)が地表に集められ、その結果、雨の日には一時的に空間放射線量率が高くなることがある」ということもあるようなので、関東地方の空間放射線量率の上昇は、やはり雨が原因なのでしょうか?
それとも、福島原発で何かあったのでしょうか?
今のところ、この原因となるような福島原発の新たな異変などについては、東電や政府からの発表はありませんが、この3都県で、一時的にとは言え、30%〜70%ほど空間放射線量率が上昇したという事実は楽観視して良いものでしょうか?
数日前、ある海外メディアが、ここ最近、福島県方面で発生した地震の影響で、福島原発がダメージを受けた可能性があることを指摘していましたが、やはりそういった可能性もあるのでしょうか?
東電や政府の発表がなければ何とも言えませんが、8/19、この3都県の空間放射線量率が数ヶ月振りに大きく上昇したということだけは確かです。
因みに、スイスの放射能拡散予測によると、明日8/20の正午頃に、放射能が名古屋市にも飛散する可能性があるようで、この関東地方の空間放射線量率の上昇の事実を考えると、名古屋市も明日8/20は注意が必要かもしれません。
18:30現在、僕が毎朝測定している名古屋市栄生町のアパート2階ベランダで、DoseRAE2により空間放射線量率を測定したところ、数値は0.05μSv/hで、僕が7月から測定を開始してからの数値と比べても大きな変化はありません。
明日8/20も引き続き測定をしようと思います。
スイスの放射能拡散予測では、きょう8/19の午後から東京都、神奈川県、千葉県方面に放射能が飛散すると予測されていたようです。ただ、「7月以降も、福島原発からは毎日放射能が放出されている」ということは、周知の事実でしたし、そういう状況で、これまでにも関東地方には福島原発方面から気流が流れることも、雨が降ることもありました。
にも拘らず、この3都県のデータを見ても、概ね5月以降はこれほど大きな数値の上昇はなかったのですが、きょう8/19に限っては、空間放射線量率が急上昇したのです。
原因は何なのでしょう?
きょう8/19の関東地方には、かなりの量の雨が降ったようです。僕のウェブサイト(DoseRAE2で測定した名古屋市の空間放射線量率)にも書きましたが、「雨が降ると、空気中の塵が雨により地表に落とされ、塵に含まれている比較的半減期の短い天然放射性物質(半減期27分の鉛-121、半減期20分のビスマス-214など)が地表に集められ、その結果、雨の日には一時的に空間放射線量率が高くなることがある」ということもあるようなので、関東地方の空間放射線量率の上昇は、やはり雨が原因なのでしょうか?
それとも、福島原発で何かあったのでしょうか?
今のところ、この原因となるような福島原発の新たな異変などについては、東電や政府からの発表はありませんが、この3都県で、一時的にとは言え、30%〜70%ほど空間放射線量率が上昇したという事実は楽観視して良いものでしょうか?
数日前、ある海外メディアが、ここ最近、福島県方面で発生した地震の影響で、福島原発がダメージを受けた可能性があることを指摘していましたが、やはりそういった可能性もあるのでしょうか?
東電や政府の発表がなければ何とも言えませんが、8/19、この3都県の空間放射線量率が数ヶ月振りに大きく上昇したということだけは確かです。
因みに、スイスの放射能拡散予測によると、明日8/20の正午頃に、放射能が名古屋市にも飛散する可能性があるようで、この関東地方の空間放射線量率の上昇の事実を考えると、名古屋市も明日8/20は注意が必要かもしれません。
18:30現在、僕が毎朝測定している名古屋市栄生町のアパート2階ベランダで、DoseRAE2により空間放射線量率を測定したところ、数値は0.05μSv/hで、僕が7月から測定を開始してからの数値と比べても大きな変化はありません。
明日8/20も引き続き測定をしようと思います。
2011年8月18日木曜日
2011年8月17日水曜日
2011年8月16日火曜日
8/16、今朝の数値です!
名古屋市栄生町、今朝は晴れです。昨夜は一時かなり激しい雨が降りましたが、今朝は若干雲がありますが晴れていて、気温も涼しく爽やかな朝になりました!
DoseRAE2で測定したアパート2階の数値は、0.052μSv/hでした。
DoseRAE2で測定したアパート2階の数値は、0.052μSv/hでした。
2011年8月15日月曜日
返ってきた!
さきほど、友人に貸していたDoseRAE2が無事返ってきました。DoseRAE2を受け取った直後に大雨が降ってきて慌ててアパートに戻りました。
久しぶりの再会を喜びつつ(笑)、さっそくDoseRAE2のスイッチを入れて、いつものように窓を開けた室内の空間放射線量率を測定しています。10分ほど前から測定を開始しましたが、数値は0.05μSv/hで安定しています。これまでと比べて大きな変化はないようです。
そして、明日の朝から、毎朝の測定も再開します!やはり、これをしないと、なんだか気合いが入りません(笑)。
友人が測定した群馬県高崎市の実家付近の空間放射線量率についても、後日このブログで書こうと思います。あくまで参考程度に、という前置きですが..
久しぶりの再会を喜びつつ(笑)、さっそくDoseRAE2のスイッチを入れて、いつものように窓を開けた室内の空間放射線量率を測定しています。10分ほど前から測定を開始しましたが、数値は0.05μSv/hで安定しています。これまでと比べて大きな変化はないようです。
そして、明日の朝から、毎朝の測定も再開します!やはり、これをしないと、なんだか気合いが入りません(笑)。
友人が測定した群馬県高崎市の実家付近の空間放射線量率についても、後日このブログで書こうと思います。あくまで参考程度に、という前置きですが..
2011年8月14日日曜日
調子が..
里帰りをした友人にDoseRAE2を貸したため、12日から毎朝の測定を一時休止しているのですが..7月7日から毎日続けてきて、すでに日課というか、僕の生活の一部となった朝の測定をしないと、なんだか調子が出ない気がします(笑)。最初は少し面倒臭くて、1ヶ月もしたら止めれば良いと思っていましたが、今では、「よし、きょうは0.05μSv/h!」という感じで一日が始まるのに慣れてしまっています..
明日の夜には返ってくる予定なので、測定は明後日16日の朝から再開します!
早く返ってこないかなぁ(笑)。
明日の夜には返ってくる予定なので、測定は明後日16日の朝から再開します!
早く返ってこないかなぁ(笑)。
2011年8月12日金曜日
日本分析センターのデータベースを閲覧しよう!
先日、首都圏の土壌調査の結果を見ていたときに、僕は、「福島原発事故以前は、日本各地の放射能による土壌汚染はどれくらいだったのだろう?」という疑問を持ちました。この原発事故が起きて以来、インターネット上に点在する一部の県の資料を見つけて比較をしていたのですが、数日前に見つけた日本分析センターのデータベースは、過去50年分の日本全国の都道府県の放射能汚染に関する資料を閲覧することができ、とても便利です。
そして、使い方はいたって簡単です!
①まず、HPのグラフィック中にある「身のまわりなど一般環境」という真ん中の円をクリックします。
②調査対象、調査年度、調査地域を選択します。調査対象は、例えば、土壌汚染についての資料ならば、「陸地」を選択します。調査年度は、1957年から2010年の間で選択できます。調査地域は、地方別、都道府県別の選択が可能です。これらの選択が完了したら、「次へ」をクリックします。
③調査カテゴリーは、土壌汚染についての資料ならば、「土壌」を選択し、次の調査試料は調べたい土壌の種類を選択します。これらの選択が完了したら、「次へ」をクリックします。
④調査核種は、汚染の元となる放射性核種を選択します。放射能による土壌汚染の場合、一般的にはセシウム137がその要因となるので、「Cs-137」を選択すると良いかもしれません。選択が完了したら、「次へ」をクリックします。
⑤この画面では、これまで選択した条件の一覧が出るので、間違いがなければ、「検索」をクリックします。
これで完了です!
試しに、1957年から2010年までの東北地方のセシウム137による土壌汚染の試料を見てみると、1985年9月27日に採取した秋田県河辺郡河辺町の草地から10,286Bq/㎡のセシウム137が検出されていることが明記されていることに気が付きます。因みに、MBq/㎢=Bq/㎡です。
チェルノブイリ原発事故の前年の数値ということになりますが、これは、これまで大気圏内で行われた核実験の影響なのでしょうか?
その原因が何であれ、このレベルの土壌汚染が、福島原発事故のはるか前に日本の一部の地域で存在したという事実、僕たちはこれをどう解釈するべきなのでしょうか?考えれば考えるほど難しいですね..
そして、使い方はいたって簡単です!
①まず、HPのグラフィック中にある「身のまわりなど一般環境」という真ん中の円をクリックします。
②調査対象、調査年度、調査地域を選択します。調査対象は、例えば、土壌汚染についての資料ならば、「陸地」を選択します。調査年度は、1957年から2010年の間で選択できます。調査地域は、地方別、都道府県別の選択が可能です。これらの選択が完了したら、「次へ」をクリックします。
③調査カテゴリーは、土壌汚染についての資料ならば、「土壌」を選択し、次の調査試料は調べたい土壌の種類を選択します。これらの選択が完了したら、「次へ」をクリックします。
④調査核種は、汚染の元となる放射性核種を選択します。放射能による土壌汚染の場合、一般的にはセシウム137がその要因となるので、「Cs-137」を選択すると良いかもしれません。選択が完了したら、「次へ」をクリックします。
⑤この画面では、これまで選択した条件の一覧が出るので、間違いがなければ、「検索」をクリックします。
これで完了です!
試しに、1957年から2010年までの東北地方のセシウム137による土壌汚染の試料を見てみると、1985年9月27日に採取した秋田県河辺郡河辺町の草地から10,286Bq/㎡のセシウム137が検出されていることが明記されていることに気が付きます。因みに、MBq/㎢=Bq/㎡です。
チェルノブイリ原発事故の前年の数値ということになりますが、これは、これまで大気圏内で行われた核実験の影響なのでしょうか?
その原因が何であれ、このレベルの土壌汚染が、福島原発事故のはるか前に日本の一部の地域で存在したという事実、僕たちはこれをどう解釈するべきなのでしょうか?考えれば考えるほど難しいですね..
2011年8月11日木曜日
明日から毎朝の測定を一時中断します..再開は8/16です
毎朝6時に名古屋市栄生町のアパート2階ベランダで行っている、DoseRAE2による空間放射線量率の測定を明日8/12〜8/15の期間一時中断します。
この期間に群馬県に里帰りをする友人に、実家の付近の空間放射線量率を測定したいためDoseRAE2を貸して欲しい頼まれました。やはり関東地方では、より放射能汚染が気になって当然ですので、彼女にDoseRAE2を一時貸すことにしました。
その数値をこのブログで発表するかどうかはまだ未定ですが、DoseRAE2が少しでも役に立ってくれれば良いと思います。
名古屋市栄生町の空間放射線量率の測定は、8/16から再開する予定です。
この期間に群馬県に里帰りをする友人に、実家の付近の空間放射線量率を測定したいためDoseRAE2を貸して欲しい頼まれました。やはり関東地方では、より放射能汚染が気になって当然ですので、彼女にDoseRAE2を一時貸すことにしました。
その数値をこのブログで発表するかどうかはまだ未定ですが、DoseRAE2が少しでも役に立ってくれれば良いと思います。
名古屋市栄生町の空間放射線量率の測定は、8/16から再開する予定です。
久しぶりに数カ所を測定!
きょうは久しぶりに測定をしてきました。
1ヶ月ほど前にDoseRAE2で測定を始めてから、どのように数値が変化しているかを見るために、7月4日に測定した栄生駅出入口を再度測定しました。
きょう最初に測定したのは、枇杷島公園に隣接するグランドです。通常と変わらない測定方法(まず測定する場所でDoseRAE2を5分間安定させてから、30秒置きに数値を5回取り、その平均値を数値とします)で測定した結果、数値は0.06μSv/hでした。
次に、そのグランドから100mほど離れた枇杷島スポーツセンター出入口で、数値は0.05μSv/hでした。
そこからヨシヅヤ(名西店)方面に向かい、八坂横断歩道前を測定。数値は、0.06μSv/h。そして、ヨシヅヤ(名西店)南出入口ベンチ付近は、0.068μSv/hでした。
最後に、以前にも測定した栄生駅出入口は、0.072μSv/hで、前回の0.068μSv/hとそれほど変わらない数値でした(小型線量計での測定ですから、これくらいはごく僅かな誤差の範囲でしょう)。
7月の測定開始からすでに1ヶ月が経ちますが、僕が毎朝測定している栄生町のアパート2階ベランダの数値、7月4日ときょう測定した栄生駅出入口の数値の変化を見ると、名古屋市では(僕が測定した範囲に限っては..)、この1ヶ月の間では大きな変化はないようです。
7月の測定開始からすでに1ヶ月が経ちますが、僕が毎朝測定している栄生町のアパート2階ベランダの数値、7月4日ときょう測定した栄生駅出入口の数値の変化を見ると、名古屋市では(僕が測定した範囲に限っては..)、この1ヶ月の間では大きな変化はないようです。
2011年8月10日水曜日
8/10、今朝の数値です!
名古屋市栄生町、今朝は薄い雲がかかっていますが、一応晴れです。昨日、一昨日と同様に朝からとても蒸し暑いです..
DoseRAE2で測定したアパート2階ベランダの数値は、0.048μSv/hでした。
DoseRAE2で測定したアパート2階ベランダの数値は、0.048μSv/hでした。
2011年8月9日火曜日
「放射能防御プロジェクト」による首都圏の土壌調査結果について..
昨日(8/8)、「放射能防御プロジェクト」という市民団体が、独自に首都圏の土壌調査を行った結果を公表しました。
福島原発事故が発生してから5ヶ月が経とうとしていますが、行政は積極的にこのような調査を行っていませんでしたから、市民団体が主導でこのような調査を行った意義はとても大きいと思います。僕も、一国民として、このような調査を行ってくれた「放射能防御プロジェクト」に感謝したいと思います。
この調査結果を見ると、非常にショッキングです。数万Bq/㎡を超える汚染地も多く、中には何十万Bq/㎡の汚染地もあるようです。このように、実測で土壌の汚染状況を明らかにすることは、とても重要だと思いますし、本来すべての国民は、このような事実を知る権利があるのではないでしょうか。
但し、僕は、この調査結果の一部に大きな問題があると思っています!
それは、この調査結果では、チェルノブイリで適用された、強制避難区域(148万Bq/㎡〜)、一時移住区域(55万5千Bq/㎡〜)、希望移住区域(18万5千Bq/㎡〜)、放射線管理区域(3万7千Bq/㎡〜)という数値と、今回の調査で判明した首都圏の数値を比較していますが、問題点は、これらのチェルノブイリの数値はセシウム137のみのもの(資料はこちらです→http://www.aec.go.jp/jicst/NC/iinkai/teirei/siryo2011/siryo16/siryo2.pdf)であるのに対して、首都圏の数値はセシウム134とセシウム137を足したものになっているということです。
当然、セシウム137のみの数値(チェルノブイリ)と、セシウム134とセシウム137を足した数値(首都圏)を比較することは、誰が見ても正しい比較ではありません。つまり、チェルノブイリの数値を引き合いに出すのであれば、これと比較する首都圏の数値はセシウム137のみの数値でなければならない、ということです。
例えば、この表でチェルノブイリの放射線管理区域(3万7千Bq/㎡〜)に該当すると表示されている東京の1、江戸川区東葛西の47,515Bq/㎡という数値は、セシウム134とセシウム137の合計値ですので、チェルノブイリの数値と比較するのであれば、セシウム137のみの数値である25,805Bq/㎡(397Bq/kg×65=25,805Bq/㎡)、これを比較に用いるべきでしょう。そうすると、これは、チェルノブイリの放射線管理区域の基準値以下であり、この区分には該当しないということになります。
この表でチェルノブイリの希望移住区域(18万5千Bq/㎡〜)に該当すると表示されている東京の2、江戸川区臨海町の240,045Bq/㎡という数値は、やはりセシウム134とセシウム137の合計値なので、セシウム137のみの数値を導き出すと137,930Bq/㎡(2,122Bq/kg×65=137,930Bq/㎡)となり、これは、チェルノブイリの希望移住区域(18万5千Bq/㎡〜)ではなく、放射線管理区域(3万7千Bq/㎡〜)に該当するという認識が正しいということがわかります。
せっかく、このような素晴らしい調査を行ったのですから、正しい分析と比較を行うとより良いのではないかと思うのですが..
但し、いずれにせよ、セシウム137の数値が数万Bq/㎡を超えるレベルの汚染は過小評価されて良いものではないと思いますし、今回の福島原発事故が首都圏に与えた影響の大きさを改めて思い知らされた気がします。個人的には、決して、楽観視できる数値ではないと考えています。やはり、この調査結果から判断すると、首都圏の放射能による土壌汚染は深刻であると認識せざるを得ないのではないでしょうか..
因みに、日本分析センターのデータベースを見てみますと、興味深い事実がわかります。
1964年7月22日に採取された石川県富来町の土壌(表のNo.56)からは、約280Bq/kgのセシウム137が検出されていて、これは18,200Bq/㎡(280Bq/kg×65=18,200Bq/㎡)です。また、1990年9月に採取された新潟県の土壌(表のNo.808)からは、252Bq/kgのセシウム137が検出されていて、これは16,380Bq/㎡(252Bq/kg×65=16,380Bq/㎡)です。これらの土壌は、今回の首都圏の土壌調査で明らかになった、東京都江東区森下(セシウム137、220Bq/kg、14,300Bq/㎡)、千葉市中央区新宿(セシウム137、253Bq/kg、16,445Bq/㎡)、千葉県富里市十倉(セシウム137、283Bq/kg、18,395Bq/㎡)などと同じ程度の汚染レベルだったようです。
このデータを見ると、世界各国が行った核実験やチェルノブイリ原発事故などの影響により、今回の福島原発事故が発生する以前から、日本の一部の土壌が重大な放射能汚染を受けていたことが明白で、これまで放射能汚染に関心が薄かった無知な僕は、ただただ驚いてしまうのです..
福島原発事故が発生してから5ヶ月が経とうとしていますが、行政は積極的にこのような調査を行っていませんでしたから、市民団体が主導でこのような調査を行った意義はとても大きいと思います。僕も、一国民として、このような調査を行ってくれた「放射能防御プロジェクト」に感謝したいと思います。
この調査結果を見ると、非常にショッキングです。数万Bq/㎡を超える汚染地も多く、中には何十万Bq/㎡の汚染地もあるようです。このように、実測で土壌の汚染状況を明らかにすることは、とても重要だと思いますし、本来すべての国民は、このような事実を知る権利があるのではないでしょうか。
但し、僕は、この調査結果の一部に大きな問題があると思っています!
それは、この調査結果では、チェルノブイリで適用された、強制避難区域(148万Bq/㎡〜)、一時移住区域(55万5千Bq/㎡〜)、希望移住区域(18万5千Bq/㎡〜)、放射線管理区域(3万7千Bq/㎡〜)という数値と、今回の調査で判明した首都圏の数値を比較していますが、問題点は、これらのチェルノブイリの数値はセシウム137のみのもの(資料はこちらです→http://www.aec.go.jp/jicst/NC/iinkai/teirei/siryo2011/siryo16/siryo2.pdf)であるのに対して、首都圏の数値はセシウム134とセシウム137を足したものになっているということです。
当然、セシウム137のみの数値(チェルノブイリ)と、セシウム134とセシウム137を足した数値(首都圏)を比較することは、誰が見ても正しい比較ではありません。つまり、チェルノブイリの数値を引き合いに出すのであれば、これと比較する首都圏の数値はセシウム137のみの数値でなければならない、ということです。
例えば、この表でチェルノブイリの放射線管理区域(3万7千Bq/㎡〜)に該当すると表示されている東京の1、江戸川区東葛西の47,515Bq/㎡という数値は、セシウム134とセシウム137の合計値ですので、チェルノブイリの数値と比較するのであれば、セシウム137のみの数値である25,805Bq/㎡(397Bq/kg×65=25,805Bq/㎡)、これを比較に用いるべきでしょう。そうすると、これは、チェルノブイリの放射線管理区域の基準値以下であり、この区分には該当しないということになります。
この表でチェルノブイリの希望移住区域(18万5千Bq/㎡〜)に該当すると表示されている東京の2、江戸川区臨海町の240,045Bq/㎡という数値は、やはりセシウム134とセシウム137の合計値なので、セシウム137のみの数値を導き出すと137,930Bq/㎡(2,122Bq/kg×65=137,930Bq/㎡)となり、これは、チェルノブイリの希望移住区域(18万5千Bq/㎡〜)ではなく、放射線管理区域(3万7千Bq/㎡〜)に該当するという認識が正しいということがわかります。
せっかく、このような素晴らしい調査を行ったのですから、正しい分析と比較を行うとより良いのではないかと思うのですが..
但し、いずれにせよ、セシウム137の数値が数万Bq/㎡を超えるレベルの汚染は過小評価されて良いものではないと思いますし、今回の福島原発事故が首都圏に与えた影響の大きさを改めて思い知らされた気がします。個人的には、決して、楽観視できる数値ではないと考えています。やはり、この調査結果から判断すると、首都圏の放射能による土壌汚染は深刻であると認識せざるを得ないのではないでしょうか..
因みに、日本分析センターのデータベースを見てみますと、興味深い事実がわかります。
1964年7月22日に採取された石川県富来町の土壌(表のNo.56)からは、約280Bq/kgのセシウム137が検出されていて、これは18,200Bq/㎡(280Bq/kg×65=18,200Bq/㎡)です。また、1990年9月に採取された新潟県の土壌(表のNo.808)からは、252Bq/kgのセシウム137が検出されていて、これは16,380Bq/㎡(252Bq/kg×65=16,380Bq/㎡)です。これらの土壌は、今回の首都圏の土壌調査で明らかになった、東京都江東区森下(セシウム137、220Bq/kg、14,300Bq/㎡)、千葉市中央区新宿(セシウム137、253Bq/kg、16,445Bq/㎡)、千葉県富里市十倉(セシウム137、283Bq/kg、18,395Bq/㎡)などと同じ程度の汚染レベルだったようです。
このデータを見ると、世界各国が行った核実験やチェルノブイリ原発事故などの影響により、今回の福島原発事故が発生する以前から、日本の一部の土壌が重大な放射能汚染を受けていたことが明白で、これまで放射能汚染に関心が薄かった無知な僕は、ただただ驚いてしまうのです..
AERAによる線量計「実力テスト」によると..
AERA'11.8.15に、線量計「実力テスト」という特集が掲載されていました。
この特集のガイド役となった東大総合文化研究所の小豆川助教によると、「線量計にはそれぞれ用途があり、車で言うと、トラック、乗用車、4WDほど違う。<中略>線量計も車と同様に目的ごとに使い分けるもの」なのだそうです。
因みに、AERAによると、DoseRAE2などのシンチレーション式は空間放射線量率などのγ線測定に向いており、GM計数管式(いわゆるガイガーカウンター)は身体や土壌などの表面に付着した放射性物質の測定に適しているとのこと。つまり、「モニタリングポスト」など、厳密に空間放射線量率(γ線)を測定する場合は、シンチレーション式が良く、原発作業員などの「スクリーニング」などでβ線量を測定する場合は、GM計数管式が良いのだそうです。
さて、AERAが行った線量計「実力テスト」は、まず文科省が全国各地を測定するのに使用しているサーベイメーターと同種のTCS-161(シンチレーション式)が最も正確であるという設定のもとに、複数の場所を「校正」と「誤差チェック」済みの複数の線量計(DoseRAE2を含む)で測定し、その結果を比較しています。
低線量の場所については、TCS-161が0.06μSv/h(これを正確な数値と設定)を示した場所では、シンチレーション式のDoseRAE2は0.07μSv/h、はかるくんDX-300は0.06μSv/hで、GM計数管式は0.07μSv/h〜0.11μSv/hという数値を示したようです。
高線量の場所については、TCS-161が6.1μSv/h(これを正確な数値と設定)を示した場所では、DoseRAE2は9.63μSv/h、はかるくんDX-300は5.23μSv/hで、GM計数管式は3.12μSv/h〜10.45μSv/hという数値を示したようです。
DoseRAE2は、低線量と高線量をそれぞれ2つの異なるセンサーにより測定しますが、この「実力テスト」の結果によると、DoseRAE2の場合、低線量の測定では比較的正しい数値が出るようで、名古屋市のように福島原発事故の影響が比較的軽微で低線量な地域を測定するには「まずまず」と言ったところではないでしょうか(もっとも、低線量の複数の場所をテストして頂きたかったですが)。一方のGM計数管式は、低線量の測定では、ほとんどが正確な数値より0.03μSv/h以上高い数値を示しています。
但し、小豆川助教は、この「実力テスト」の結果を受けて、「同じ試料を同じ条件で計測しました。しかも機械のゆらぎがおさまるまで待った。万全を期しても、これだけ値が違うのです」とした上で、「(個人が様々な線量計で測定して書き込んだ)ネット上の数値が高い、低いと言って恐れるのは間違っている、と気づいてもらえたと思います。むしろ同じ線量計で何%変化したかということに目を向けるべき」と主張しています。
この特集のガイド役となった東大総合文化研究所の小豆川助教によると、「線量計にはそれぞれ用途があり、車で言うと、トラック、乗用車、4WDほど違う。<中略>線量計も車と同様に目的ごとに使い分けるもの」なのだそうです。
因みに、AERAによると、DoseRAE2などのシンチレーション式は空間放射線量率などのγ線測定に向いており、GM計数管式(いわゆるガイガーカウンター)は身体や土壌などの表面に付着した放射性物質の測定に適しているとのこと。つまり、「モニタリングポスト」など、厳密に空間放射線量率(γ線)を測定する場合は、シンチレーション式が良く、原発作業員などの「スクリーニング」などでβ線量を測定する場合は、GM計数管式が良いのだそうです。
さて、AERAが行った線量計「実力テスト」は、まず文科省が全国各地を測定するのに使用しているサーベイメーターと同種のTCS-161(シンチレーション式)が最も正確であるという設定のもとに、複数の場所を「校正」と「誤差チェック」済みの複数の線量計(DoseRAE2を含む)で測定し、その結果を比較しています。
低線量の場所については、TCS-161が0.06μSv/h(これを正確な数値と設定)を示した場所では、シンチレーション式のDoseRAE2は0.07μSv/h、はかるくんDX-300は0.06μSv/hで、GM計数管式は0.07μSv/h〜0.11μSv/hという数値を示したようです。
高線量の場所については、TCS-161が6.1μSv/h(これを正確な数値と設定)を示した場所では、DoseRAE2は9.63μSv/h、はかるくんDX-300は5.23μSv/hで、GM計数管式は3.12μSv/h〜10.45μSv/hという数値を示したようです。
DoseRAE2は、低線量と高線量をそれぞれ2つの異なるセンサーにより測定しますが、この「実力テスト」の結果によると、DoseRAE2の場合、低線量の測定では比較的正しい数値が出るようで、名古屋市のように福島原発事故の影響が比較的軽微で低線量な地域を測定するには「まずまず」と言ったところではないでしょうか(もっとも、低線量の複数の場所をテストして頂きたかったですが)。一方のGM計数管式は、低線量の測定では、ほとんどが正確な数値より0.03μSv/h以上高い数値を示しています。
但し、小豆川助教は、この「実力テスト」の結果を受けて、「同じ試料を同じ条件で計測しました。しかも機械のゆらぎがおさまるまで待った。万全を期しても、これだけ値が違うのです」とした上で、「(個人が様々な線量計で測定して書き込んだ)ネット上の数値が高い、低いと言って恐れるのは間違っている、と気づいてもらえたと思います。むしろ同じ線量計で何%変化したかということに目を向けるべき」と主張しています。
2011年8月8日月曜日
2011年8月7日日曜日
2011年8月6日土曜日
8/6、今朝の数値です!
名古屋市栄生町、今朝は曇りです。アパート上空には青空が見えますが、西の空を中心に厚い雲に覆われています。そして、スゴく蒸し暑いです..
DoseRAE2で測定したアパート2階ベランダの数値は、0.05μSv/hでした。
DoseRAE2で測定したアパート2階ベランダの数値は、0.05μSv/hでした。
2011年8月5日金曜日
2011年8月4日木曜日
8/4、現在の室内の数値(18時30分〜22時)は..
18時30分〜22時の、DoseRAE2で測定した名古屋市栄生町の僕のアパートの室内の数値は、昨日と同様に、0.04μSv/h〜0.05μSv/hで安定していました(0.04μSv/hを示す時間が長いです)。
※エアコンをオンにして、室内に外気を取り込んでいます。
※エアコンをオンにして、室内に外気を取り込んでいます。
2011年8月3日水曜日
8/3、現在の室内の数値(18時〜20時)は..
18時〜20時の、DoseRAE2で測定した名古屋市栄生町の僕のアパートの室内の数値は、0.04μSv/h〜0.05μSv/hで安定していました。
※エアコンをオンにして、室内に外気を取り込んでいます。
2011年8月2日火曜日
ドイツ気象庁の放射能拡散予測、やはり復活せず..
昨日、復活したかに見えたドイツ気象庁の放射能拡散予測ですが、これがどうやらアクシデントで動いてしまった模様です。
そして、残念ながら、やはり今後の継続はないようです→http://togetter.com/li/169361
これまで、日本人のために貴重な情報を発信し続けてくれたドイツ気象庁に感謝するとともに、こういう情報を発信しない日本政府に憤りを感じます..
こういうときに情報を発信しないのなら、何のためにSPEEDIがあるのでしょう?僕たちの税金は、ただ無駄に使われているようです。
そして、残念ながら、やはり今後の継続はないようです→http://togetter.com/li/169361
これまで、日本人のために貴重な情報を発信し続けてくれたドイツ気象庁に感謝するとともに、こういう情報を発信しない日本政府に憤りを感じます..
こういうときに情報を発信しないのなら、何のためにSPEEDIがあるのでしょう?僕たちの税金は、ただ無駄に使われているようです。
2011年8月1日月曜日
ドイツ気象庁の放射能拡散予測が、早くも復活したみたいです!
数日前、終了したと思われたドイツ気象庁の放射能拡散予測、さきほど確認しましたが、復活しています!
サイト上にも「7/29に終了する予定だが、要望があれば継続する」というメッセージがありました。おそらく、一度は終了したものの、現在の日本の状況を考慮して、ドイツの気象庁がこの放射能拡散予測の継続を決めてくれたのでしょう。
本当に、ありがたいです! ドイツの気象庁様、本当にありがとうございます!
ただ、現時点での予測では、3日には放射能が中部地方にも飛散する模様です。しかも、東電によると、福島原発の屋外で、10Sv/h以上という非常に高い放射能が測定されたようで、 原因も不明とのこと、この影響がなければ良いのですが、名古屋市に住む僕たちも油断をせず注意をすることが必要なのかもしれません..
サイト上にも「7/29に終了する予定だが、要望があれば継続する」というメッセージがありました。おそらく、一度は終了したものの、現在の日本の状況を考慮して、ドイツの気象庁がこの放射能拡散予測の継続を決めてくれたのでしょう。
本当に、ありがたいです! ドイツの気象庁様、本当にありがとうございます!
ただ、現時点での予測では、3日には放射能が中部地方にも飛散する模様です。しかも、東電によると、福島原発の屋外で、10Sv/h以上という非常に高い放射能が測定されたようで、 原因も不明とのこと、この影響がなければ良いのですが、名古屋市に住む僕たちも油断をせず注意をすることが必要なのかもしれません..
8/1、今朝の数値です!
名古屋市栄生町、 今朝は晴れ間も見えますが、西の空を中心に概ね薄暗い雲に覆われています。比較的涼しい風が吹いています。
DoseRAE2でアパート2階ベランダを測定した数値は、0.046μSv/hでした。
先日のドイツ気象庁の放射能拡散予測もあり、昨晩は心配していましたが、僕が7/7に同じ場所で測定を開始してからの数値と比べ、大きな変化はまったくありません。
但し、これはあくまでも、僕が測定した結果ですので、毎朝10時頃に更新される愛知県発表の「愛知県における空間放射線量率の測定結果について」を併せてチェックするのが良いと思います。
DoseRAE2でアパート2階ベランダを測定した数値は、0.046μSv/hでした。
先日のドイツ気象庁の放射能拡散予測もあり、昨晩は心配していましたが、僕が7/7に同じ場所で測定を開始してからの数値と比べ、大きな変化はまったくありません。
但し、これはあくまでも、僕が測定した結果ですので、毎朝10時頃に更新される愛知県発表の「愛知県における空間放射線量率の測定結果について」を併せてチェックするのが良いと思います。
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