2011年8月19日金曜日

8/19、関東地方で空間放射線量率が上昇!明日8/20は中部地方も要注意!

きょう8/19の東京都、神奈川県、千葉県のHPに掲載されているモニタリングポストの数値を見ると、①東京都では、10:00から数値が上昇し、13:00〜15:59の間に0.08μSv/hを記録(※5月以降は0.06μSv/h台後半で安定、6月中旬以降は8/19まで0.05μSv台後半で安定していた)、②神奈川県では、14:00から数値が上昇し、15:00〜16:59の間に0.05μSv/hを記録(※4月下旬以降は0.03μSv/h台で、6月以降は8/19まで0.028μSv/h程度で安定していた)、③千葉県では、13:00から数値が上昇し、15:00〜16:59の間に0.07μSv/h台を記録(※4月の下旬以降は8/19まで、0.04μSv/h台で安定していた)という事実がわかります。

スイスの放射能拡散予測では、きょう8/19の午後から東京都、神奈川県、千葉県方面に放射能が飛散すると予測されていたようです。ただ、「7月以降も、福島原発からは毎日放射能が放出されている」ということは、周知の事実でしたし、そういう状況で、これまでにも関東地方には福島原発方面から気流が流れることも、雨が降ることもありました。

にも拘らず、この3都県のデータを見ても、概ね5月以降はこれほど大きな数値の上昇はなかったのですが、きょう8/19に限っては、空間放射線量率が急上昇したのです。

原因は何なのでしょう?

きょう8/19の関東地方には、かなりの量の雨が降ったようです。僕のウェブサイト(DoseRAE2で測定した名古屋市の空間放射線量率)にも書きましたが、「雨が降ると、空気中の塵が雨により地表に落とされ、塵に含まれている比較的半減期の短い天然放射性物質(半減期27分の鉛-121、半減期20分のビスマス-214など)が地表に集められ、その結果、雨の日には一時的に空間放射線量率が高くなることがある」ということもあるようなので、関東地方の空間放射線量率の上昇は、やはり雨が原因なのでしょうか?

それとも、福島原発で何かあったのでしょうか?

今のところ、この原因となるような福島原発の新たな異変などについては、東電や政府からの発表はありませんが、この3都県で、一時的にとは言え、30%〜70%ほど空間放射線量率が上昇したという事実は楽観視して良いものでしょうか?

数日前、ある海外メディアが、ここ最近、福島県方面で発生した地震の影響で、福島原発がダメージを受けた可能性があることを指摘していましたが、やはりそういった可能性もあるのでしょうか?

東電や政府の発表がなければ何とも言えませんが、8/19、この3都県の空間放射線量率が数ヶ月振りに大きく上昇したということだけは確かです。

因みに、スイスの放射能拡散予測によると、明日8/20の正午頃に、放射能が名古屋市にも飛散する可能性があるようで、この関東地方の空間放射線量率の上昇の事実を考えると、名古屋市も明日8/20は注意が必要かもしれません。

18:30現在、僕が毎朝測定している名古屋市栄生町のアパート2階ベランダで、DoseRAE2により空間放射線量率を測定したところ、数値は0.05μSv/hで、僕が7月から測定を開始してからの数値と比べても大きな変化はありません。

明日8/20も引き続き測定をしようと思います。

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