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2012年5月2日水曜日

ハリウッド映画を観ながら考えた、放射能に対する心構え

ゴールデンウィークなのでw、ハリウッド映画を何本か観ました。

アクションとか、スリラー系なのですが、何も考えずにボケーっと観ていたハズが、なかなか良い教訓を得た、というか、為になった、というか、いろいろと考えさせられたわけです。

映画で、得体の知れない、訳のわからない、未知の生物とかが出てくるじゃないですか。

そういうときに、余裕ぶっこいて、無警戒に対象に近づいていく勇気ある脇役がいるのですが、彼らは、9割くらいの確率で、最初の犠牲者になってしまいます。


そうそう、「フリンジ」の3rdシーズンだったかな。

廃墟となった工場の近くに車を停めて、車内でハイになっていた若い男が、工場内から聞こえてくる不審な物音に気づき、止せば良いのに工場内に侵入して、止せば良いのにシェイプシフター(人の姿に形を変える、別の世界から来た生命体..)の卵を棒でツンツンしているうちに、案の定、シェイプシフターにやられてしまうのです..

この男の行動に、僕は絶句してしまいます。

だって、絶対ダメじゃないですか。

先ず、誰が考えても、不審な物音が聞こえてくる廃墟なんか、絶対入っちゃいけないのです。

それで、目の前に、これまでに見たことのない不気味な卵なんかがあったら、絶対に刺激してはいけないのです。素手はもとより、棒を使っても絶対にNGです。

己の好奇心の赴くまま、そこにどんな危険が潜んでいるかも知らないまま、「こんなの、たいしたことないゼ!グヘッ!」と、根拠のない自信とともに突っ走った男は、失う必要のない命を失ってしまいました..


恐らく、放射能問題も同じなのです。

3.11以来、僕は、原発推進、原発反対、両方の学者の著書をたくさん読んでいるのですが、その上で辿り着いた、自分なりの考えを簡単に纏めますと、「『福島原発事故で放出された放射能(放射性物質)による健康被害がない』なんていうことは、まずあり得ないから、日本で生活をするのならば、相当の注意を払う必要がある」ということになります。

(長くなるので、詳しくは書きませんが..)アメリカや欧州の原発周辺に住む人々が、癌などの疾患に罹る割合は、原発のない地域に住む人々と比べてかなり高い、というデータがあります。

つまり、そういう地域に放出される放射能は、今回の福島原発事故に比べれば、ゼロに等しいくらいの量であるにも拘らず(※少なくとも、1平方メートルの土地から、何千ベクレルとか何万ベクレルという放射能が検出されるレベルではない)、実際には、これらの原発周辺に住む人々に、放射能による健康被害が出ている可能性があるのです。

当然、チェルノブイリ原発事故後に報告された、数々の健康被害についても、簡単に無視することはできないでしょう。


同じ内容の書籍、資料を読んでも、僕のように、「放射能は危険だから気をつけなくては!」と考える人もいれば、まったく違った考えを持つ人もいると思います。僕の考えが、「100%正しい」ということではないでしょう。

ただ、どういう結論に至るにせよ、これだけの原発事故が起きてしまい、福島県、東北、関東地方の一部の土壌が酷く汚染されてしまったことは事実なのですから、日本人の一人ひとりが、放射能関連の様々な書籍、資料(インターネット上にある情報も可か..)に目を通した上で、自分なりの考えを持つことが大切です。

映画やドラマだけでなく、現実の世界でも、不用心さと無知が命取りになることがあります。


放射能という相手の正体も知らずに、「こんなの、たいしたことないゼ!グヘッ!」などと、根拠のない自信を持って、無防備に放射能に近寄り、無駄に放射能を体内に取り込むことだけは、絶対に避けたいものです..

2012年4月14日土曜日

兵庫県の業者が、福島産の牛肉を、鹿児島産と偽装販売!

福島県産牛肉などの産地表示を偽装して販売したなどとして、農林水産省近畿農政局は13日、食肉販売業「AMMS」(兵庫県伊丹市)に対し、JAS法に基づく表示の改善指示を行った。

同省によると、同社側は調査に対し「福島などと表示して販売しづらかった」と話しているという。福島第一原発事故後、福島県産牛肉で産地偽装が明らかになるのは初めて。
 
発表では、同社の福田屋此花店(大阪市)は昨年9月~今年2月、福島県産約750キロを含む東北、関東産の牛肉など少なくとも1424キロについて、鹿児島県産などに産地を変えて販売したという。匿名の通報を受けて立ち入り調査を行った結果、明らかになった。
 
ほぼ全量が消費されていたが、いずれも厚生労働省が昨年、放射性セシウムに汚染された稲わらを食べたとして公表した牛には該当せず、国の規制値を上回る放射性セシウムを含む牛肉も見つかっていないという。(読売新聞より引用)http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120413-OYT1T00977.htm


個人的なことですが、僕は、ネパールのダサイン祭で、生贄の牛がナタのような刃物で、何度も首を斬られて(刃物の切れ味が悪かったようです)、苦痛の叫び声を上げながら絶命する場面を目撃して以来、食肉に対する考えが変わり、ベジタリアンになりました(長い話なので、詳しい説明は省略しますがw)。ですので、この記事にあるような、業者の産地表示偽装に騙されて、放射性物質で汚染された牛肉などを、万が一にも口にした可能性はありません。

しかし、米、野菜などは食べるわけですから、当然、そういう食品でも、このような産地表示偽装が行われているとすれば、自分の意志とは反対に、放射性物質で汚染された食品を口にしている可能性があるわけです。

大きな問題は、このAMMSという業者は、産地表示偽装という、卑劣極まりない行為に及んだにも拘らず、罰せられることもなく、農水省から、「表示の改善指示」を受けただけだということです。

これでは、業者に産地表示偽装を止めさせる抑止力には、到底なり得ません。「業者にも良心があるのだから、彼らだって悪いことはしないだろう」という考えが、安っぽいファンタジーに過ぎないことを、この一件が教えてくれているのですから、僕は、このような行為に対する罰則を設け、業者を厳しく監視する必要性があると考えます(尤も、このような行為が明るみに出れば、業者は、社会的な信用を失うことになるでしょうが..)。

因みに、記事には、「ほぼ全量が消費されていたが、いずれも厚生労働省が昨年、放射性セシウムに汚染された稲わらを食べたとして公表した牛には該当せず、国の規制値を上回る放射性セシウムを含む牛肉も見つかっていない」という記述がありますが、農水省が立入り調査を行った時点で、「ほぼ全量が消費されていた」のですから、「国の規制値を上回る放射性セシウムを含む牛肉は見つかっていない」というのは、この業者が、農水省の調査官に、自己申告した内容なのでしょうか?だとすれば、そもそも、産地表示偽装をするような業者の言葉に、信憑性があるわけがなく、これらの牛肉が高度の放射性セシウムに汚染されていた可能性さえ否定できないと思います..

2012年4月13日金曜日

かつお節用薪の灰からセシウム、焼津市の事業所はこの事実を半年以上隠蔽!

焼津市でかつお節を製造する焼津鰹節組合水産加工業協同組合と協同組合焼津水産加工センターは12日、昨年8 月にかつお節を作る際に燃やした薪の灰から、焼却灰の暫定規制値(1キログラムあたり8000ベクレル)を超える最大1万3300ベクレルの放射性セシウ ムが検出されていたと発表した。
 
1万3300ベクレルの灰を埋め立て処分する作業を1年間した場合、従業員の被ばく量は年間約1・3ミリシーベルトとなり、一般の許容限度とされる1ミリシーベルトを超える。
 
ただ組合とセンターが同時期に製造したかつお節の検査で放射性セシウムは検出されず、全国に流通している。
 
センターによると、両事業所は昨年8月まで福島県会津若松産や北関東産の材木などが混在した状態で使用。薪はカツオを乾燥させる製造過程で使われていた。福島県産の材木は8月以降、使用していないと説明している。
 
暫定規制値を超えた灰は計約8トン。センター敷地の倉庫内で鉄製の容器にビニールシートをかぶせて保管している。倉庫周辺17カ所で毎月実施している放射能のモニタリング検査では、暫定規制値を超える値は出ていないという。
 
組合とセンターは3月下旬に灰の処分方法を焼津市に相談するまで、外部に公表していなかった。センターの市川保事務局長は「風評被害の恐れがあり、公表をためらった。灰から高いセシウムが出た理由もわからず、説明できる状況ではなかった」と釈明した。
 
市水産課の担当者は「すぐに公表するよう促したが、事業所側の都合で発表が遅れた」と話している。(中日新聞より引用)http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20120413/CK2012041302000188.html


この記事によると、静岡県の、焼津市鰹節組合水産加工業協同組合と、協同組合焼津水産加工センターは、かつお節用の薪の焼却灰から大量の放射性セシウムが検出されていた事実を、昨年の8月の時点で確認していながら、今年の3月下旬に焼津市に相談するまで外部に公表していなかったということです。

彼らは、 「灰から高いセシウムが出た理由もわからず、説明できる状況ではなかった」と、早急に事実を公表しなかったことに対し、苦しい弁明をしているようですが、(福島原発事故後に何ら検査されていない)福島産、北関東産の材木を使用したことが、その理由であろうことは、誰にでも推測できることです。百歩譲って、仮に、理由が全くわからなかったとしても、このような重大な事実を隠蔽しても良いということにはなりません。

また、製造されたかつお節からは、放射性セシウムは検出されなかったそうですが、だからと言って、放射性セシウムで汚染された材木を使用することに問題がないのかと言うと、そうではありません。(このかつお節を製造した工場の付近にどれほどの民家があるのかはわかりませんが)放射性セシウムで汚染された材木を大量に燃やせば(焼却灰だけで8トン)、 周辺に放射性セシウムを飛散させる可能性があります。そして、焼却灰を扱うのは、事業所の従業員でしょうが、1kgあたり、最大で1万ベクレルを超える途方もない汚染物質を、専門の知識、専門の装備などを持たない素人が扱っても良いのでしょうか?そんな暴挙に出れば、その従業員が将来、健康被害を被る危険性だってあるのです。

実際に、福島県産の材木を使用したのは、昨年の8月までだそうですが、彼らが6ヶ月以上もこの事実を隠蔽していたのは、何故でしょう?人々の安全より、自らの保身(風評被害が出ると困る)を優先したからではないでしょうか。いずれにせよ、このような不誠実極まりない姿勢は、批判されて当然です。

事業所とは別に、行政の対応にも不満が残ります。記事によると、焼却灰の処分方法の相談を受けて、焼津市がこの事実を認知したのが、今年の3月下旬ということですが、発表されたのは、4月12日です。焼津市の水産課の担当者は、「すぐに公表するよう促したが、事業所側の都合で発表が遅れた」とコメントしたそうですが、呆れて物も言えません。大体、(焼津市が事実を把握してから)数週間もの間、公表をサスペンドする行為を正当化できるほどの、事業所側の都合とは、いったい如何なるものなのでしょう?

この焼津市の一件は、氷山の一角である可能性が高いと思います。僕たちが知らないだけで、福島原発事故後、スピードのない行政や、事故の影響を楽観視する多くの企業により、日本全国で、似たようなことが繰り返し行われているであろうことは、容易に想像ができます(実際に、愛知県でも、現在判明しているだけでも、高度の放射性セシウムに汚染された牛肉、腐葉土、干しシイタケが市場に出回りました)。

被災地からの瓦礫受け入れの是非を議論する以前に、このような行政、企業などの姿勢の是非を根本的に議論する必要があるのではないでしょうか。

2012年4月6日金曜日

愛知県岡崎市の幼稚園の給食に、1400Bq/kgの放射性セシウムに汚染された干しシイタケ..

中日新聞によると、1400Bq/kgの放射性セシウムで汚染された、茨城県産の干しシイタケが、愛知県岡崎市の幼稚園で給食に使用された他、豊橋市内でも販売された、とのことです。http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012040590223747.html?ref=rank

チェルノブイリ原発事故の影響で、汚染地のキノコ類が、放射性セシウムによる高度な汚染を受けたことは、周知の事実です。行政が行っている食品モニタリングでも、特に、福島原発事故の影響で、東北、関東地方を産地とするのキノコ類の一部から、放射性セシウムによる高度な汚染が確認されています。

例えば、茨城県産の原木シイタケは、昨年11月に調査された中で、土浦市でCs-134が140Bq/kg、Cs-137が170Bq/kg、阿見町でCs-134が280Bq/kg、Cs-137が330Bq/kg、牛久市でCs-134が190Bq/kg、Cs-137が230Bq/kg、桜川市でCs-134が81Bq/kg、Cs-137が11Bq/kg、そして、茨城町でCs-134が510Bq/kg、Cs-137が620Bq/kgという数値の汚染が確認されています。http://yasaikensa.cloudapp.net/product.aspx?product=%E3%81%97%E3%81%84%E3%81%9F%E3%81%91&category=%E9%87%8E%E8%8F%9C%E9%A1%9E

(実際に食べた量は、それほど多くはないでしょうが) 1400Bq/kgの放射性セシウムで汚染されたシイタケが、幼稚園の給食に使用されることは、決してあってはならないことです。この幼稚園の園長は、「自主検査をしていなかったから分からなかったと思うとショックだ。園児や保護者に申し訳ない」と仰ったそうですが、市場に出回っている食品を、自ら 検査しなければ、その安全性を確認できない状況は、はっきり言って異常です。僕は、この幼稚園に責任はないと思います。

一方で、僕は、今回の事件(敢えて事件と言います)の責任の所在をはっきりとさせた上で、責任者は然るべき罰を受けるべきだと考えます。

今回の汚染シイタケが、何時収穫されたのか、何故市場に出回ったのかは、今後の調査を待たなければなりませんが、昨年、愛知県では、放射性セシウムで高度に汚染された牛肉が市場に出回る、という事件(敢えて事件と言います)があったばかりで、行政は、この事件から何も学ばなかったのでしょうか。

いずれにせよ、レベル7の原発事故が日本で起きて、既に1年が経過していますが、これが日本の「食」の現状なのだ、と改めて厳しい認識をする必要があるようです。このようなことが起こるのが、日本の現実で、行政が行う放射能検査、或いは、出荷制限などにどれほどの信頼を置いて良いのか、大いに疑問です。中には汚染されていない物もあるでしょうが、現状を考えれば、(悲しいですが)僕は、日本産のキノコ類は絶対に食べない、そう決めました。このようなことが起これば、消費者は、過剰なほどの自衛をせざるを得なくなります。本当は、誰も、そんなことを望んでいないというのに..

2011年12月13日火曜日

東京の杉並区の小学校の芝生養成シートから、9万600Bq/kgの放射性セシウム検出!

12月13日付の東京新聞によると、東京都杉並区立堀之内小学校で使用していた芝生の養成シートから、9万600Bq/kgの放射性セシウムが検出されたことが、区の調査で判明したそうです。

このシートは、1月から4月上旬まで、校庭の芝生の上にかけてあったそうですが、区が11月に保護者の要請で、このシート上の空間放射線量率を測定した結果、3.95μSv/h(高さ1m)という数値が出た為、詳しく調査をしていたとのことです。

また、同日付のNHKニュースは、このシートが4月6日以降11月初めまで、 この小学校の体育館脇に置かれていた、と報じています。

僕は、このニュースにかなり驚かされたのですが、理由は二つあります。

一つ目は、東京都健康安全研究センター(新宿区)では、福島原発事故の影響により、3月20日から24日にかけて、 降下物から大量の放射性物質が測定されましたが、文科省の航空機モニタリングの結果では、この小学校のある杉並区も、東京都健康安全研究センターのある新宿区と同様に、セシウム134、137の沈着量の合計が1万Bq/㎡以下の地域であって、汚染がそれほど酷くないと思われる地域から、9万600Bq/kgというとてつもない汚染物が発見された、という点です(単位がBq/kgで、9万600という数値ですから、本当に酷過ぎる汚染です)。このシートは、何故、これほどの汚染を受けてしまったのでしょうか。僕にとっては、大きな謎です。

二つ目は、この9万600Bq/kgという、とてつもない汚染物が、福島原発事故が起きて以来、11月まで誰にも発見されず、多くの子どもが生活する小学校という場所に放置されていた、という点です。実際に、体育館脇に放置された状態だったわけですから、この期間に、その付近で遊んだり、或いは、シートの上に腰掛けたり、寝転んだりしていた子どももいるかもしれません。そういうことを考えると、本当に恐ろしくなります。

そして、特に、二点目について思うのですが、これほどの汚染物が小学校内にあったことは、予測がつかなかったのかもしれませんが、学校や公園など、多くの子どもが使用する施設ですから、特に福島県、関東地方では、行政が迅速な対応を行い、これらの施設の安全確認、安全確保をする必要があったはずです。

学校に於いて、シンチレーション式のサーベイメーターなどで、校庭を隅々まで測定することは、放射性物質がランダムに拡散しホットスポットを作るという事実を考慮し、子どもの安全を最優先するのであれば、必要不可欠な作業だったはずです。

現実には、杉並区だけでも多くの学校があるでしょうから、各学校の校庭を隅々まで測定するとなると、その労力は計り知れないほど大きなものでしょう。しかし、未曾有の原発事故が起こったのですから、それに見合う危機感を持った対応が必要だったことを、何よりも、この事象が証明しています。

いずれにせよ、福島原発が爆発してから約8ヶ月もの間、この汚染物が、誰にも知られぬまま放置され、それにより、子どもたちが被曝の危険に晒された可能性があるわけですが、行政は、その責任をどのように考えているのでしょう。当然、「知らなかった」とか、「予測がつかなかった」では済まされない問題で、残念ながら、またしても、行政の危機管理能力の欠如が露呈する結果となってしまったことだけは確かです。

福島原発事故が起こった直後、(僕の両親もそうですが)僕の親戚の子どもが千葉県に住んでいる為、行政に、学校の校庭を隅々まで測定することなどを求めたこともあったのですが、「検討します」というお決まりの返答は頂いたものの、迅速な対応はして頂けませんでした(暫く経って、ようやく対応をして頂き、以前と比べればかなりマシになりましたが、まだまだ、校庭の測定箇所が少なく、やはり、何よりスピードが遅いのです..)。「日本のお役所らしい」と言えばそれまでですが、レベル7の原発事故が起こった、いわゆる非常時なのですから、「もっと迅速に、もっと臨機応変に対応して欲しい!」と歯痒く思ったものです。測定などに人手が足りないのであれば、子どもの父兄らに呼びかけて協力を求める、とか、方法はいくらでもあると思うのですが。

2011年9月7日水曜日

愛知県で販売された栃木県産の腐葉土から大量のセシウムを検出!

9/7、中日新聞のウェブサイトに掲載された記事、県検査でもセシウム、栃木から仕入れた腐葉土によると、豊川市の園芸資材卸売業「太田産業」が栃木県から仕入れた腐葉土から、県の調査で、1kgあたり3万Bqの放射性セシウムが検出されたそうです(※太田産業の検査では、1kgあたり6万800Bqの放射性セシウムを検出)。

この腐葉土、愛知県内ですでに550袋が販売されており、現在までに回収できたのは、30袋だそうです。

愛知県の県農業経営課は、「健康に影響は与えない」としていますが、これには、やはり、「ただちに」という条件が付くのでしょうか?

因みに、8月に発表された首都圏土壌調査結果では、放射能による土壌汚染が特に酷いとされる、埼玉県三郷市の土壌サンプルですら、放射性セシウムの検出値は、1kgあたり1万4千Bqほどなのですから、今回の1kgあたり3万Bqという数値がどれほど大きいものなのか、私たちは真剣に考える必要があるのではないでしょうか。

以前市場に出回った汚染牛肉といい、今回の汚染腐葉土といい、東北や関東地方の放射能による土壌汚染が強い地域から、検査もせずに出荷されれば、必ずこういうことが起こるのはわかりきっています。これを出荷した業者よりも、これを出荷することを許し、これが市場に出回ることを許した行政の責任は、とても重いのではないでしょうか。「1kgあたり3万Bqの放射性セシウムで汚染された腐葉土が、550袋販売されてしまった」、この重大な結果から判断すれば、現在、日本でチェルノブイリ級の原発事故が進行中であるにも拘らず、日本の行政の対応は緩慢過ぎると言わざるを得ないでしょう。

果たして、販売されたうち、現在未回収の、残り520袋の腐葉土はすべて回収できるのでしょうか..

2011年8月20日土曜日

8/20、DoseRAE2による測定結果と、愛知県環境調査センターの測定結果から..

きょう8/20、スイスの放射能拡散予測では、名古屋市にも放射能が飛散するとのことでしたので、9:00〜15:00の間、アパートの窓を開放してDoseRAE2によるモニタリングを行ってみました(※大体5分置き、少なくとも15分置きに数値を確認)。

結果は、0.04μSv/h〜0.05μSv/hの間で数値は安定していました(時折0.06μSv/hを示すこともあり)。これは同じ条件で測定した7月以降の僕のアパート室内の通常の数値です。

因みに、16:00、アパートのベランダで測定した数値は、0.056μSv/hでした。

愛知県の県環境調査センターの数値を見ると、8/20の空間放射線量率は、モニタリングポスト4:00〜5:00までは概ね0.04μSv/h台だったのに対し、5:00〜9:00は0.05μSv/h台に上昇していますが、これまでにもこの程度の数値が記録されたことがありますので、とりわけ驚くようなことではないかもしれません。

また、昨日8/19の、同センター敷地内(地上1m)のシンチレーション式サーベイメーター(GR-135)による測定結果は、0.083μSv/hで、6月にこの測定を開始して以来の最高値となりましたが、同センターの職員の方にお話を伺ったところ、「毎朝10:00に測定していますが、8/19は、たまたまその時間に激しい雨が降ったことにより、大気中の自然放射性物質が降下したことが原因かもしれません。(これは、あくまで推測なので)それが原因だとは断言できませんが、明日8/21にアップ予定の、8/19〜8/20の降下物の測定結果でも、セシウム134、137及びヨウ素131は不検出でした」とのことでした。因みに、明日8/21アップ予定の、8/20の同センター敷地内(地上1m)のシンチレーション式サーベイメーターによる測定結果は、やはり測定時間の8/20の10:00に雨が降っていたこともあり、8/19の数値ほどではないですが、若干高めの数値が測定されたそうです。

数値が上がった原因が、降雨により大気中の自然放射性物質が降下したことであれば、大きな問題はないと思います。やはり、モニタリングポストやサーベイメーターの数値と、降下物の放射能測定の結果を併せて確認することが重要だと思います。