2011年7月22日金曜日

名古屋市が、スーパーの食品の放射性物質検査を検討

名古屋市が、中央卸売市場で流通する食品だけでなく、市場を通過しない大手スーパーなどの食品も、放射性物質検査の対象とする方針を示しました。資料はこちらです→http://mainichi.jp/area/aichi/news/20110706ddlk23040197000c.html

愛知県などのこれまでの調査結果から、放射能汚染が比較的軽微であろうと推察される名古屋市に住んでいても、高度な放射能で汚染された食品を食べ続ければ、内部被曝による晩発性の健康被害を被る可能性があることは、「チェルノブイリの経験」から明らかです。

名古屋市がこういった対応を進めてくれることは有り難いですが、福島原発事故が発生してすでに4ヶ月以上が経っていますから、事故の深刻さに比べ、行政は対応が遅過ぎると非難されても仕方がないでしょう。これまでの期間に、知らずに高度な放射能で汚染された食品を口にしてしまった名古屋市民もいるでしょう(先日、市場に出回っていたことが発覚した「セシウム汚染牛肉」が、氷山の一角でなければ良いのですが..)。とにかく、これ以上、市民を内部被曝の危険に晒さないように、名古屋市には迅速な対応をお願いしたいものです。

0 件のコメント:

コメントを投稿