名古屋市栄生町、今朝は気持ちの良い晴れです。
アパート2階ベランダでDoseRAE2により測定した数値は、0.05μSv/hでした。
さて、僕たちがDoseRAE2などを使い名古屋市の空間放射線量率を測定する際に、愛知県による名古屋市の空間放射線量率のデータはとても参考になります。
愛知県は、モニタリングポストがある名古屋市北区の県環境調査センターの敷地内で、モニタリングポストでの測定とは別に、福島原発事故以前にもシンチレーション式サーベイメーター(GR-135)で空間放射線量率を測定しています。因みに、そのサーベイメーターで測定したのは、敷地内の地面から1mほどの高さの場所だそうです。
例えば、平成20年度のデータhttp://www.pref.aichi.jp/cmsfiles/contents/0000006/6579/h20.pdfによると、数値は93nGy〜104nGy。これには30nGyの宇宙線量が含まれているそうで、それを差し引き、Gy=Sv(通常の被曝はγ線とX線が主なので)でSvに換算すると、0.063〜0.074μSv/hとなります。そして、これが、地面から1mで測定した名古屋市の通常の数値だと考えることができると思います。
一方、福島原発事故後の今年の6月から、その県環境調査センターの敷地内、地面から1mの高さでGR-135により測定した空間放射線量率http://www.pref.aichi.jp/kankyo/katsudo-ka/kuukanhousya.htmlは、きょう現在までで、0.062〜0.07μSv/hです。
そして、DoseRAE2のような小型放射線測定器は、GR-135のようなシンチレーション式サーベイメーターよりもやや高い数値を示すとのこと。
これらのデータを考慮すると、僕がこれまで名古屋市内各所で測定した数値、0.054 〜0.08μSv/hは、名古屋市においては通常の範囲だと言えるのではないでしょうか。
ただ、これはデータ上の推測で、正確な汚染の有無を知る為には、やはり放射線測定のプロに名古屋市内各所の土壌調査などを行ってもらうのがベストですが..
0 件のコメント:
コメントを投稿