噂(某大学教授の方のブログなどに記載されています)では、栄で0.15μSv/hだったとか!ホントかいな?
よし、自分で測定して来よう(と言うか、僕はこの噂が少し心配になり、DoseRAE2を買うことになったと言っても過言ではないので、テレビ塔の測定は最初から決めていたことなのですが)!
愛知県環境調査センターが3月から6月まで、敷地内(名古屋市北区)で採取した降下物は、放射性ヨウ素、セシウム134、セシウム137を合わせても1平方メートルあたり30ベクレルほどでした。これを考慮すると、少なくとも、福島原発事故の影響で、栄の空間放射線量率が0.15μSv/hになるとは、とても考え難いのです。資料はこちらです→http://www.pref.aichi.jp/kankyo/katsudo-ka/koukabutu.pdf
ですので、噂の0.15μSv/hという数値を盲信していたわけではないのですが、調べないと何だか気持ちが悪いです。もし、0.15μSv/h、若しくは、それに近い数値が出たらどうしよう?少しは心配です。
ということで、栄へ!とりあえずテレビ塔を測定です。
テレビ塔付近に着き、さっそく測定開始です!場所は、久屋大通駐車場です。数値はスイッチを入れたあと1分弱で安定。しかし、通常通りまずは5分間保持してから測定を開始します(※5分間保持後、30秒毎に数値を5回取る)。
測定結果は、0.054μSv/h。なるほど!
一応、数百メートル離れた場所でも測定します。場所は、セントラルパーク入口です。
こちらの測定結果は、0.06μSv/h。なるほど!
念の為、時間を置いて同じ場所を複数回測定しましたが、結果はほとんど同じでした。
あくまでも、僕がDoseRAE2で測定した結果からすると、という注釈付きですが、テレビ塔付近は噂の0.15μSv/hにはほど遠い数値でした。ただ、この0.15μSv/hという数値に関しては、情報源さえ明示されていない上、「いつ」、「誰が」、「何を使って」測定したのかが不明で、あらゆる意味で、その信憑性に問題アリと言えますが。※後日再び栄で測定した結果からも、やはり「栄の空間放射線量率が高い」ということを示す数値は得られませんでした(7/18追記)
但し、
京都大学原子炉実験所の小出裕章先生は、6/27の青森講演にて、「皆さんが放射線の測定器を買って調べたいと思うのはよくわかります。ただ、放射線を測定することは難しい。簡単にできるとは思っていただかない方が良い。それなりの知識がないといけない。それぞれの測定器もメーカーによって性能が全然違う。γ線だけ測りたいならNai(シンチレーション式)が良い。β線が測りたいならGM管(ガイガーカウンター)が良い。性能の良いものもあれば、悪いものもあるということを頭に入れた上で、数字そのものは信用しないこと」と仰っています。資料はこちらです→http://www.youtube.com/watch?v=_N_F7weh5oI&feature=related
放射線測定の素人の僕たちがDoseRAE2や、ガイガーカウンターなどを使って測定した数値を、モニタリングポストなどの数値と同レベルで比較して、「高い」、「低い」と騒ぐのは短絡的ですし、やはり賢明ではないように思います。あくまでも、参考程度(補助的)に考えるべきなのでしょう。
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