2012年1月29日日曜日

東京都江戸川区の土壌から、福島原発事故由来の放射性ストロンチウム検出

放射能防御プロジェクトによると、東京都江戸川区東小岩の土壌から、福島原発事故由来の放射性ストロンチウムが検出され、数値は、32.6Bq/kg(Sr-89、Sr-90の合計)だったとのことです。http://www.radiationdefense.jp/infomations/srkensa/


放射性ストロンチウムは、主に白血病などの原因になると考えられており、最も危険な放射性物質の一つとされています。

この32.6Bq/kgという数値は、何を意味するのでしょう?

どれほど微量であっても、放射性物質は危険だと訴える専門家がいる反面、(もしかしたら、僕が見落としているだけかもしれませんが..)実際に、どれほどの量でどれほどの健康被害を受ける、という明確なデータが見当たらないのも事実です。

いずれにせよ、素人の僕には、この数値が危険かどうか、判断するのは難しいですが、この数値を考える上で、日本分析センターのデータベースを参照してみました。

メイン画面の、「身のまわりなど一般環境」をクリックして、条件を入力していきます。日本全国の土壌に含まれる放射性ストロンチウム(Sr-90)の数値を1957年~2010年の範囲で検索します。

データが膨大で、全てをチェックするのは大変ですが、例えば、1964年の長崎県長崎市、及び、鹿児島県鹿児島市で、20Bq/kgほどのSr-90が検出されており、この年代では、全国で、これと同等のSr-90が検出がされた地域がいくつもあります。因みに、1966年の長崎県長崎市では、43.956Bq/kgのSr-90が検出されています。

我が愛知県では、1967年の渥美郡赤羽根町で、14.023Bq/kgのSr-90が検出されたようです。

データベースの数値は、全体的に、14~43Bq/kgよりもかなり低いものが多い印象ですが、日本各地で、福島原発事故以前にも、今回、東京都で検出された32.6Bq/kgと同等のSr-90が検出されていたことがわかります。

さて、32.6Bq/kgの放射性ストロンチウム、最終的には、「これが、危険かどうか?」という判断は、僕たち一人ひとりが下すしかないと思いますが、このような過去のデータを比較材料に用いることは、非常に有効なのではないでしょうか。

2012年1月28日土曜日

愛知県(名古屋市北区)、12/1〜1/4の降下物の放射能測定結果

名古屋市北区にある県環境調査センターが、同センター敷地内で測定した、12/1~1/4の降下物の放射能測定結果を発表しました。

セシウム134(検出下限値は0.049Bq/㎡)、セシウム137(検出下限値は0.038Bq/㎡)、ヨウ素131(検出下限値は0.15Bq/㎡)、すべて不検出だったようです。※Bq/㎡=MBq/㎢

2011年12月22日木曜日

愛知県(名古屋市北区)、11/1〜12/1の降下物の放射能測定結果

12月20日付けで、名古屋市北区にある県環境調査センターが、同センター敷地内で測定した、11/1〜12/1の降下物の放射能測定結果を発表しました。

セシウム134(検出下限値は0.037Bq/㎡)、セシウム137(検出下限値は0.049Bq/㎡)、ヨウ素131(検出下限値は0.14Bq/㎡)、すべて不検出だったようです。※Bq/㎡=MBq/㎢

検出下限値があるので、正確には不検出=放射性物質の飛散ゼロ、ということではないでしょうが、飛散があったとしても、これだけ低い数値以下ということですから、大きな心配はないでしょう。福島原発事故という未曾有の原発事故が起こってしまいましたが、3月からのデータが示す通り、有り難いことに、名古屋市は大きな影響を受けていないようです(※土壌汚染という点に於いて)。僕は、これまで通り、食品などによる内部被曝に、引き続き注意していこうと思います。

2011年12月17日土曜日

DoseRAE2で測定した成田空港の数値!

先日、僕がDoseREA2を譲った母親が、成田空港(成田市)に到着する友人を出迎えに行ったついでに、成田空港の数カ所を、DoseREA2により測定してきたそうです。

測定の方法は、譲ったときに説明しましたので、僕が名古屋市を測定した方法(測定場所を決め、地上1mでDoseRAE2を5分間保持した後、30秒置きに5回数値を取り、その平均値を空間放射線量率とする)で、成田空港を測定したということになります。

成田空港は、福島原発事故が発生して以来、NAA通信情報センター5階屋上北側(地上25.3m)にモニタリングポストを設置して、空間放射線量率を測定していますが、12月17日10時の数値は、0.06μSv/hとのことです。成田市が、シンチレーション式サーベイメーターで定期的に測定している(地上1m)、成田市内の保育園、幼稚園、小中学校の空間放射線量率は、0.06〜0.18μSv/hで、成田市内でも、地域によって数値に大きな違いがあるようです。

また、成田空港が測定している数値ですが、10月20日までは、概ね、0.09μSv/hだったのですが、翌日の21日から現在に至るまで、0.06μSv/h台で安定しているようです。当然、このように、短期間で空間放射線量率が大幅に下がることはないと思うのですが、 成田空港は、その理由を、「10月21日より、放射線測定器を変更したことにより、これまで公表済みの測定値と差異が生じていますが、これは、変更後の放射線測定器が、宇宙放射線の影響をカットし、より精度の高い測定値を示す仕様になっていることによります」と説明しています。

つまり、10月21日を境に、放射能が減り、空間放射線量率が下がったということではなく、単に放射能測定器の変更により、数値が変化した、ということです。

さて、本題の、僕の母親がDoseREA2により測定した、成田空港の空間放射線量率ですが、第1ターミナル南ウィング1F館外10番バス停前は0.07μSv/h、第1ターミナル南ウィング1F館内到着出口付近は0.06μSv/h、第1ターミナル5Fフードコートは0.066μSv/hだったそうです。

同様の方法でDoseRAE2により測定した、僕の両親宅(成田市)は、屋外が0.08〜0.1μSv/h、 室内が0.06〜0.08μSv/hでしたから、それに比べると、成田空港の数値はやや低いことがわかります。但し、これは、成田空港のたった数カ所の測定結果であり、何より素人が測定した数値ですから、数値の比較は、放射能汚染を考える上で、ある程度参考になるかもしれませんが、数値自体は、絶対的に正しいということではありませんので、ご了承ください。

因みに、文科省の航空機モニタリング(千葉県)の結果はこちらです。→http://radioactivity.mext.go.jp/ja/1910/2011/09/1910_092917_1.pdf そして、かなり大雑把な表記ですが、こちらが成田空港の位置を示した地図です。→http://www.city.narita.chiba.jp/kanko/map/index.html

2011年12月13日火曜日

東京の杉並区の小学校の芝生養成シートから、9万600Bq/kgの放射性セシウム検出!

12月13日付の東京新聞によると、東京都杉並区立堀之内小学校で使用していた芝生の養成シートから、9万600Bq/kgの放射性セシウムが検出されたことが、区の調査で判明したそうです。

このシートは、1月から4月上旬まで、校庭の芝生の上にかけてあったそうですが、区が11月に保護者の要請で、このシート上の空間放射線量率を測定した結果、3.95μSv/h(高さ1m)という数値が出た為、詳しく調査をしていたとのことです。

また、同日付のNHKニュースは、このシートが4月6日以降11月初めまで、 この小学校の体育館脇に置かれていた、と報じています。

僕は、このニュースにかなり驚かされたのですが、理由は二つあります。

一つ目は、東京都健康安全研究センター(新宿区)では、福島原発事故の影響により、3月20日から24日にかけて、 降下物から大量の放射性物質が測定されましたが、文科省の航空機モニタリングの結果では、この小学校のある杉並区も、東京都健康安全研究センターのある新宿区と同様に、セシウム134、137の沈着量の合計が1万Bq/㎡以下の地域であって、汚染がそれほど酷くないと思われる地域から、9万600Bq/kgというとてつもない汚染物が発見された、という点です(単位がBq/kgで、9万600という数値ですから、本当に酷過ぎる汚染です)。このシートは、何故、これほどの汚染を受けてしまったのでしょうか。僕にとっては、大きな謎です。

二つ目は、この9万600Bq/kgという、とてつもない汚染物が、福島原発事故が起きて以来、11月まで誰にも発見されず、多くの子どもが生活する小学校という場所に放置されていた、という点です。実際に、体育館脇に放置された状態だったわけですから、この期間に、その付近で遊んだり、或いは、シートの上に腰掛けたり、寝転んだりしていた子どももいるかもしれません。そういうことを考えると、本当に恐ろしくなります。

そして、特に、二点目について思うのですが、これほどの汚染物が小学校内にあったことは、予測がつかなかったのかもしれませんが、学校や公園など、多くの子どもが使用する施設ですから、特に福島県、関東地方では、行政が迅速な対応を行い、これらの施設の安全確認、安全確保をする必要があったはずです。

学校に於いて、シンチレーション式のサーベイメーターなどで、校庭を隅々まで測定することは、放射性物質がランダムに拡散しホットスポットを作るという事実を考慮し、子どもの安全を最優先するのであれば、必要不可欠な作業だったはずです。

現実には、杉並区だけでも多くの学校があるでしょうから、各学校の校庭を隅々まで測定するとなると、その労力は計り知れないほど大きなものでしょう。しかし、未曾有の原発事故が起こったのですから、それに見合う危機感を持った対応が必要だったことを、何よりも、この事象が証明しています。

いずれにせよ、福島原発が爆発してから約8ヶ月もの間、この汚染物が、誰にも知られぬまま放置され、それにより、子どもたちが被曝の危険に晒された可能性があるわけですが、行政は、その責任をどのように考えているのでしょう。当然、「知らなかった」とか、「予測がつかなかった」では済まされない問題で、残念ながら、またしても、行政の危機管理能力の欠如が露呈する結果となってしまったことだけは確かです。

福島原発事故が起こった直後、(僕の両親もそうですが)僕の親戚の子どもが千葉県に住んでいる為、行政に、学校の校庭を隅々まで測定することなどを求めたこともあったのですが、「検討します」というお決まりの返答は頂いたものの、迅速な対応はして頂けませんでした(暫く経って、ようやく対応をして頂き、以前と比べればかなりマシになりましたが、まだまだ、校庭の測定箇所が少なく、やはり、何よりスピードが遅いのです..)。「日本のお役所らしい」と言えばそれまでですが、レベル7の原発事故が起こった、いわゆる非常時なのですから、「もっと迅速に、もっと臨機応変に対応して欲しい!」と歯痒く思ったものです。測定などに人手が足りないのであれば、子どもの父兄らに呼びかけて協力を求める、とか、方法はいくらでもあると思うのですが。

2011年12月11日日曜日

食品②〜明治の粉ミルクからセシウム〜

多くの方がすでにご存知かと思いますが、asahi.comによると、明治は、生後9ヶ月以降の乳児向けミルクから、最大30.8Bq/kgの放射性セシウムが検出されたと発表し、新たな商品と無償交換するとのことです(ニュースソースはこちら→http://www.asahi.com/special/10005/TKY201112060465.html)。

国の乳製品の暫定基準値では、放射性セシウムは、200Bq/kgで、この粉ミルクから検出された放射性セシウムは、それを大幅に下回っていますが、やはり乳児が飲むミルク用の商品なので、30.8Bq/kgという数値でも心配になります。

ただ、30.8Bq/kgは、国が認めている基準値内の数値なので、メーカーも判断が難しいでしょう。僕の個人的な考えですと、成人よりも放射能への感受性が強いと言われる乳児に30.8Bq/kgは、とんでもない数値ですが、国が設定した基準値が正当なものかどうか、客観的な判断をするのは容易ではなく、改めて放射能問題の難しさを感じます。

また、明治によると、この商品に放射性物質が混入したのは、乾燥させるために使った空気に、福島原発から飛散した放射性物質(3月14〜20日)が混じっていたことが原因だということですが、文科省の航空機モニタリング(埼玉)では、この商品を製造した工場がある埼玉県春日部市は、セシウム134、137の沈着量の合計が10,000Bq/kg以下なのです。このような汚染が比較的軽微な地域でさえ、福島原発が爆発した当時は、商品に30.8Bq/kgもの放射性セシウムが混入するほどの放射性物質が、空気中を浮遊していたという事実に、少なからずショックを受けています。

この時期に関東地方の工場で生産されたスナック菓子(製造工程で外気乾燥させる)などにも、30.8Bq/kgと同程度か、場合によってはそれ以上の放射性セシウムが混入していた可能性もあり、不要な内部被曝を極力避けるのであれば(当時はこのような数値は公表されていませんでしたが)、やはり、大事をとって、この時期に関東地方の工場で生産された商品を購入しない、というのは正しい選択だったのかもしれません。

2011年12月6日火曜日

食品①〜放射能汚染と気になる大豆!〜

福島原発事故のあと、僕は、牛乳を止めて豆乳を飲むようになりましたが、外国産の大豆を使用している豆乳は、放射能の心配はないですが(農薬や防腐剤などの心配は残る?)、国内産の大豆を使用している豆乳は、やはり放射能が気になります。

そこで、僕が最近よく購入する、大塚チルド食品さんの、「ミルクのようにやさしいダイズ」 、ついでに(笑)、僕が先日購入したミツカンさんの納豆、「金のつぶ国産小粒」の原料の大豆について、それぞれのメーカーさんに問い合わせをしました。

まず、「ミルクのようにやさしいダイズ」ですが、いちご、バナナ味は外国産の大豆を使用し、プレーン味は栃木県産の大豆を使用しているとのことでした。栃木県は、福島原発事故の影響により、北部を中心に汚染の酷い地域もあり(※文科省の航空機モニタリング参照)、農作物に与える影響も懸念されますが、現在、同製品に使用しているのは、2010年に収穫された大豆で、来年の春頃までは、この2010年に収穫された大豆を使用するということでした。因みに、栃木県が行った、2011年に収穫された栃木県産大豆の放射性物質モニタリングはこちらです→http://www.pref.tochigi.lg.jp/kinkyu/g03/documents/daizu-kekka231202.pdf

「金のつぶ国産小粒」は、 パッケージにも表記されていますが、北海道産の大豆を使用しており、こちらも、現在使用しているのは、2010年に収穫された北海道産の大豆で、「ミルクのようなやさしいダイズ」と同様に、来年の春頃までは、2010年に収穫された大豆を使用するとのことでした。北海道は、全体的には、関東地方ほど放射能汚染を受けていないようですが、11月に発表された日米欧の研究チームのシミュレーションによると、北海道の3月20日〜4月19日までの、セシウム137の沈着量は、5Bq/kg〜250Bq/kg(325Bq/㎡〜16,250Bq/㎡)と、一部に放射能汚染の強い地域がある可能性があるようで、実測が待たれますが、確実に安心だとは言えない状況です。

いずれにせよ、どちらの製品も、今現在流通しているものに関しては、安心できるようですが、来年の春頃以降には、再びメーカーさんに問い合わせをする必要があるかもしれません。