先日、僕がDoseREA2を譲った母親が、成田空港(成田市)に到着する友人を出迎えに行ったついでに、成田空港の数カ所を、DoseREA2により測定してきたそうです。
測定の方法は、譲ったときに説明しましたので、僕が名古屋市を測定した方法(測定場所を決め、地上1mでDoseRAE2を5分間保持した後、30秒置きに5回数値を取り、その平均値を空間放射線量率とする)で、成田空港を測定したということになります。
成田空港は、福島原発事故が発生して以来、NAA通信情報センター5階屋上北側(地上25.3m)にモニタリングポストを設置して、空間放射線量率を測定していますが、12月17日10時の数値は、0.06μSv/hとのことです。成田市が、シンチレーション式サーベイメーターで定期的に測定している(地上1m)、成田市内の保育園、幼稚園、小中学校の空間放射線量率は、0.06〜0.18μSv/hで、成田市内でも、地域によって数値に大きな違いがあるようです。
また、成田空港が測定している数値ですが、10月20日までは、概ね、0.09μSv/hだったのですが、翌日の21日から現在に至るまで、0.06μSv/h台で安定しているようです。当然、このように、短期間で空間放射線量率が大幅に下がることはないと思うのですが、 成田空港は、その理由を、「10月21日より、放射線測定器を変更したことにより、これまで公表済みの測定値と差異が生じていますが、これは、変更後の放射線測定器が、宇宙放射線の影響をカットし、より精度の高い測定値を示す仕様になっていることによります」と説明しています。
つまり、10月21日を境に、放射能が減り、空間放射線量率が下がったということではなく、単に放射能測定器の変更により、数値が変化した、ということです。
さて、本題の、僕の母親がDoseREA2により測定した、成田空港の空間放射線量率ですが、第1ターミナル南ウィング1F館外10番バス停前は0.07μSv/h、第1ターミナル南ウィング1F館内到着出口付近は0.06μSv/h、第1ターミナル5Fフードコートは0.066μSv/hだったそうです。
同様の方法でDoseRAE2により測定した、僕の両親宅(成田市)は、屋外が0.08〜0.1μSv/h、 室内が0.06〜0.08μSv/hでしたから、それに比べると、成田空港の数値はやや低いことがわかります。但し、これは、成田空港のたった数カ所の測定結果であり、何より素人が測定した数値ですから、数値の比較は、放射能汚染を考える上で、ある程度参考になるかもしれませんが、数値自体は、絶対的に正しいということではありませんので、ご了承ください。
因みに、文科省の航空機モニタリング(千葉県)の結果はこちらです。→http://radioactivity.mext.go.jp/ja/1910/2011/09/1910_092917_1.pdf そして、かなり大雑把な表記ですが、こちらが成田空港の位置を示した地図です。→http://www.city.narita.chiba.jp/kanko/map/index.html
0 件のコメント:
コメントを投稿