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2012年4月6日金曜日

愛知県岡崎市の幼稚園の給食に、1400Bq/kgの放射性セシウムに汚染された干しシイタケ..

中日新聞によると、1400Bq/kgの放射性セシウムで汚染された、茨城県産の干しシイタケが、愛知県岡崎市の幼稚園で給食に使用された他、豊橋市内でも販売された、とのことです。http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012040590223747.html?ref=rank

チェルノブイリ原発事故の影響で、汚染地のキノコ類が、放射性セシウムによる高度な汚染を受けたことは、周知の事実です。行政が行っている食品モニタリングでも、特に、福島原発事故の影響で、東北、関東地方を産地とするのキノコ類の一部から、放射性セシウムによる高度な汚染が確認されています。

例えば、茨城県産の原木シイタケは、昨年11月に調査された中で、土浦市でCs-134が140Bq/kg、Cs-137が170Bq/kg、阿見町でCs-134が280Bq/kg、Cs-137が330Bq/kg、牛久市でCs-134が190Bq/kg、Cs-137が230Bq/kg、桜川市でCs-134が81Bq/kg、Cs-137が11Bq/kg、そして、茨城町でCs-134が510Bq/kg、Cs-137が620Bq/kgという数値の汚染が確認されています。http://yasaikensa.cloudapp.net/product.aspx?product=%E3%81%97%E3%81%84%E3%81%9F%E3%81%91&category=%E9%87%8E%E8%8F%9C%E9%A1%9E

(実際に食べた量は、それほど多くはないでしょうが) 1400Bq/kgの放射性セシウムで汚染されたシイタケが、幼稚園の給食に使用されることは、決してあってはならないことです。この幼稚園の園長は、「自主検査をしていなかったから分からなかったと思うとショックだ。園児や保護者に申し訳ない」と仰ったそうですが、市場に出回っている食品を、自ら 検査しなければ、その安全性を確認できない状況は、はっきり言って異常です。僕は、この幼稚園に責任はないと思います。

一方で、僕は、今回の事件(敢えて事件と言います)の責任の所在をはっきりとさせた上で、責任者は然るべき罰を受けるべきだと考えます。

今回の汚染シイタケが、何時収穫されたのか、何故市場に出回ったのかは、今後の調査を待たなければなりませんが、昨年、愛知県では、放射性セシウムで高度に汚染された牛肉が市場に出回る、という事件(敢えて事件と言います)があったばかりで、行政は、この事件から何も学ばなかったのでしょうか。

いずれにせよ、レベル7の原発事故が日本で起きて、既に1年が経過していますが、これが日本の「食」の現状なのだ、と改めて厳しい認識をする必要があるようです。このようなことが起こるのが、日本の現実で、行政が行う放射能検査、或いは、出荷制限などにどれほどの信頼を置いて良いのか、大いに疑問です。中には汚染されていない物もあるでしょうが、現状を考えれば、(悲しいですが)僕は、日本産のキノコ類は絶対に食べない、そう決めました。このようなことが起これば、消費者は、過剰なほどの自衛をせざるを得なくなります。本当は、誰も、そんなことを望んでいないというのに..

2011年7月26日火曜日

空間放射線量率、「同じ場所」を測定しても、測定機器により数値はこれほど違う!

こちらは、僕がよく参考にさせていただいている、愛知県豊橋市の屋内(2階)の空間放射線量率のモニタリングを中継するUSTREAMのサイトです→http://www.ustream.tv/channel/radiation-toyohashi

画面向かって右側が、Vernier DRM-BTDというα、β、γ線を測定するガイガーカウンターで、価格はだいたい$400(約32,000円)ほどです。この中継では、数値は、0.1μSv/h〜0.2μSv/hの範囲で大きく変動することが多いようです。

画面向かって左側(緑の液晶)が、RAE SYSTEM社のGammaRAE Ⅱ RというフォトダイオードとPINダイオードを使ったγ線を測定するための放射線測定器で、価格は$1,318〜$1,539(約100,000〜120,000円)ほどです。この中継では、数値は、0.04μSv/h、0.05μSv/hのいずれかで安定していることが多いようです。※この測定機器は、時間帯により、この中継に表示されていないことがあります。

しばらくの間、この中継で使われている、2つの異なる測定機器の数値の動きを見てみると、いろいろと気が付くことがあります。

それは、GammaRAE Ⅱ Rが、Vernier DRM-BTDより価格が高く、アメリカのRAE SYSTEM社という、世界50カ国以上の軍、政府機関、エネルギー関連企業などで採用されている信頼性の高い製品を提供するメーカーの製品であり、その数値の信憑性は他方に比べてより高いだろう、というような単純な話ではありません。

重要なのは、この中継映像からも分かる通り、「『同じ場所』を測定しても、測定機器により数値はかなり違う」という事実に着目するべきだ、ということなのです。

ですので、例えば、Vernier DRM-BTDだけで測定した人は、「愛知県豊橋市の屋内は、0.1μSv/h〜0.2μSv/hだ!」と言うでしょうし、GammaRAE Ⅱ Rだけで測定した人は、「愛知県豊橋市の屋内は、0.05μSv/hくらいだ!」と言うでしょう。

要は、「『同じ場所』を測定しても、測定機器により数値はかなり違う」という事実を理解した上で、あくまでも、「◯◯という測定機器で測定した結果、◯◯μSv/hという数値が出た」という見方をするのが正しいのだと思います。つまり、数値を参考にしても、数値そのものを「絶対に正確だ!」と錯覚しないことが大切なのではないでしょうか。

「自分の測定機器の数値は、絶対に正確だ!」と盲信し、「名古屋市は、0.2μSv/hだ!」とか、「実は九州も0.2μSv/hだ!」と勝手に決めつけて大騒ぎするのではなく、手間がかかりますが、降下物の放射能測定結果や土壌検査結果など、ほかの様々な資料(別の測定機器でその場所を測定した数値などを含む)にも目を通した上で、自分が測定した数値と照らし合わせ、より客観的で正しい結論を導き出す必要があるのだと思います。

2011年7月16日土曜日

「愛知県が県内12市町村で空間放射線量を測定!」の資料です!

先日(7月5日)、読売新聞のウェブサイトに、「愛知県が県内12市町村空間放射線量を測定」という内容の記事が掲載されましたが、この記事の元になったと思われる資料が愛知県のHPにアップされています。

「探しても、見つからなかった」と思っていたのですが、どうやら、愛知県のHPに、7月4日付けの新着情報としてアップされていたようです。

その資料がこちらです→http://www.pref.aichi.jp/0000043232.html

これによると、
名古屋市(環境科学研究所)は、0.058μSv/h
豊橋市(岩田運動公園)は、0.020μSv/h
岡崎市(岡崎げんき館)は、0.063μSv/h
一宮市(一宮市役所一宮庁舎)は、0.060μSv/h
豊田市(豊田市役所)は、0.065μSv/h
蒲郡市(蒲郡市役所)は、0.049μSv/h
犬山市(犬山市役所)は、0.057μSv/h
常滑市(常滑市役所)は、0.056μSv/h
新城市(新城市役所)は、0.025μSv/h
田原市(田原市役所渥美支所)は、0.027μSv/h
南知多町(南知多役場)は、0.062μSv/h
設楽町(設楽町役場)は、0.057μSv/h
だったそうです。※シンチレーション式サーベイメーターにより地上1mで測定、測定期間は2011.06.24〜07.01。

そして、愛知県は、「この結果によりますと、各市町の放射線量は、0.020〜0.065μSv/hの範囲内であり、本県が、大気中の放射線量を常時監視している名古屋市北区の愛知県環境調査センターの敷地内の値と比べて、全て同等又は低い値であり、県全域で福島原発からの放射能の影響は、特に見受けられませんでした」とまとめています。

こちらに福島原発事故の前と後の数値の比較があります→http://www.pref.aichi.jp/cmsfiles/contents/0000043/43232/sankou.pdf

これらの資料を見ると、やはり先月の下旬に、とある週刊誌が、「愛知県の空間放射線量は本当は高い!」という内容の記事を掲載したことは、かなり軽卒だったと言わざるを得ないでしょう。

放射能に対する油断は禁物です。しかし、週刊誌とは言え、社会的に影響力の強いマスメディアが、専門家による測定結果ではない、いわゆる信憑性に疑問があるデータ(その週刊誌の記者さんが、精度が高いとは言い難いガイガーカウンターで自ら測定したそうです)のみを根拠に、そういった内容の記事を掲載することに大きな疑問を感じます。

彼らが、専門家による精度の高い測定、愛知県の過去の資料やデータなどとの比較検証を行い、その結果を踏まえて、「愛知県の空間放射線量は本当は高い!」と書いたのであれば、文句の付けようがないのですが。

情報の受け手である僕たちも、こういう記事を鵜呑みにしてはいけないのかもしれません。何はともあれ、放射能汚染という問題は、本当に難しいです..

2011年7月9日土曜日

愛知県が県内12市町村で空間放射線量を測定!

7月5日の読売新聞によると、愛知県は6月24日から7月1日にかけて、名古屋、豊橋、岡崎、一宮、豊田、蒲郡、犬山、常滑、新城、田原、南知多、設楽の県内12市町村で放射線量の測定を行ったということです。地上1mの高さで測定した空間放射線量率は、0.02〜0.065μSv/hだったそうです。http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aichi/news/20110704-OYT8T01160.htm

記事には、各市町村のどこで測定が行われたかについての詳細な記述はありません。また、今のところ、愛知県のHPにもこの情報はアップされていないようですが..

とりあえず、少し安心しました。