9/7、中日新聞のウェブサイトに掲載された記事、県検査でもセシウム、栃木から仕入れた腐葉土によると、豊川市の園芸資材卸売業「太田産業」が栃木県から仕入れた腐葉土から、県の調査で、1kgあたり3万Bqの放射性セシウムが検出されたそうです(※太田産業の検査では、1kgあたり6万800Bqの放射性セシウムを検出)。
この腐葉土、愛知県内ですでに550袋が販売されており、現在までに回収できたのは、30袋だそうです。
愛知県の県農業経営課は、「健康に影響は与えない」としていますが、これには、やはり、「ただちに」という条件が付くのでしょうか?
因みに、8月に発表された首都圏土壌調査結果では、放射能による土壌汚染が特に酷いとされる、埼玉県三郷市の土壌サンプルですら、放射性セシウムの検出値は、1kgあたり1万4千Bqほどなのですから、今回の1kgあたり3万Bqという数値がどれほど大きいものなのか、私たちは真剣に考える必要があるのではないでしょうか。
以前市場に出回った汚染牛肉といい、今回の汚染腐葉土といい、東北や関東地方の放射能による土壌汚染が強い地域から、検査もせずに出荷されれば、必ずこういうことが起こるのはわかりきっています。これを出荷した業者よりも、これを出荷することを許し、これが市場に出回ることを許した行政の責任は、とても重いのではないでしょうか。「1kgあたり3万Bqの放射性セシウムで汚染された腐葉土が、550袋販売されてしまった」、この重大な結果から判断すれば、現在、日本でチェルノブイリ級の原発事故が進行中であるにも拘らず、日本の行政の対応は緩慢過ぎると言わざるを得ないでしょう。
果たして、販売されたうち、現在未回収の、残り520袋の腐葉土はすべて回収できるのでしょうか..
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