10月10日、ほぼ2ヶ月前のことですが、放射能防御プロジェクトが、西日本土壌調査の結果第一弾を発表してくれました。
名古屋市の近隣で言いますと、岐阜県高山市名田町、岐阜県各務ケ原市鵜沼三ツ池町、岐阜県郡上八幡町相模、愛知県あま市甚目寺町、愛知県春日井市下条町、愛知県小牧市藤島、愛知県小牧市、三重県四日市市寺方町、三重県三重郡朝日町、三重県志摩市可児町の測定が行われましたが、このすべてに於いて、放射性ヨウ素、セシウム134、137はND(検出されず)でした。
この後の11月25日に、文科省による、愛知県の航空機モニタリングの測定結果が発表され、この測定で、愛知県にセシウム134、137を合計しても10,000Bq/㎡を超える土壌汚染がないことが証明されたことは、以前のブログで書きました。
ただ、僕は、放射能防御プロジェクトの活動にとても感謝しています。
というのも、放射能という、「見えない脅威」は、隠蔽しようと思えば隠蔽できてしまう可能性があり、国民が無関心であれば、国はそういう隠蔽工作などを平然と行うでしょう。それは、これまでの原発行政の在り方を見れば一目瞭然で、「原発は安全です」などと平気で嘘をつき、国民を騙し、福島原発が爆発しても尚、人命を優先するのではなく、事故の規模を小さく見せようと必死になっていました。
ですので、放射能防御プロジェクトのように、国ではなく、国民主導でこういう測定をして、国に、「オレたちの目は誤摩化せないゾ!」という厳しい姿勢を見せるのは、とても重要で意義のあることだと思います。国民が監視をしなければ、国は平然と隠蔽工作を行う可能性がありますが、国民がこういう測定をすれば、国は簡単に嘘がつけなくなるでしょう。
僕たちの国は、これからも、放射能問題という厄介なお荷物を抱えていかなくてはなりません。福島原発事故による放射能汚染を受けなかった地域にも、汚染食品は流通するのですから、すべての日本人にとって、この問題は、決して対岸の火事ではないと思います。何より、今現在、高度な汚染地で生活している方々が多くいるのですから、すべての日本人は、無関心ではいられないはずです。
放射能問題を考えると、現状はたいへん厳しいですが、この現実から目を逸らさずに生活していこうと思っています。
0 件のコメント:
コメントを投稿