2011年12月3日土曜日

それぞれの判断で..

千葉県成田市に住む、僕の父親は、放射能について、あれこれと気にすることを酷く嫌います。僕が、DoseRAE2で両親宅を測定したことだって、気持ち良く思っていないくらいです(笑)。

彼の考え方は、テレビだって、新聞だって、行政だって安全だと言っているし、このまま成田市に住み続けても、100人中100人が健康被害に遭うわけではないから、放射能を気にせず普通に生活する、というものです。

確かに、彼の言う通りで、100人中100人が健康被害に遭うわけではない、は本当でしょう。つまり、確率的に起こるのであって、放射能の影響を無視できないにしても、すべての人が確実に健康被害に遭うわけではないのだと思います。

僕の考え方は、 文科省の航空機モニタリングで発表された、成田市の土壌汚染の数値、セシウム134、137の合計が10,000Bq/㎡〜30,000Bq/㎡は、絶望的ではないにせよ、なかなか厳しいと思うので、成田市で生活するのであれば、できるだけリスクを小さくして、将来健康被害に遭わないようにしてほしい、というものです。仮に(かなり大雑把に言いますが)、何も気にせずに生活すれば、市民の3%が健康被害に遭うとしたら、その3%に入らないように、リスクを小さくしたい、という感じでしょうか。僕の父親の考え方ですと、3%くらいだったら、放射能の影響は無視をする、それで万が一、自分がその3%に入ってしまい、健康被害に遭ったとしても、それを甘んじて受け入れる、といったところでしょう。

個人個人で、安全、危険という概念は違いますし、原発事故、放射能関連の同じ資料を見ても、そこから導き出す結論も、それぞれ違います。

僕はそれで良いと思いますし、何より、相手に自分の考え方を無理強いすることは不可能です。

ですので、相手の考え方を聞くこと、という余地は残しつつ、最終的には、それぞれの判断を尊重することが大切だと思うのです。 特に、こういう問題では、正しい考え方は一つだけではないように思えます。

僕は、両親が心配ですが、彼らの判断を尊重しつつ、見守ろうと思います。

そして、僕は、名古屋市に住んでいても、これまで通り、放射能入りの食材を避け、内部被曝をしないように生活していきます! !

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