これまでまったく気にしていませんでしたが、というより、主に、名古屋市の空間放射線量率、降下物の放射能測定に注目していたのですが、愛知県環境活動推進課は、今年の5月30日から、伊勢湾・三河湾等の沖合いの海水の放射能測定を行っています。
調査地点は、常滑市沖、三河湾中央、三河湾口、伊勢湾口、外海(田原市南方)の5地点で、これらの地点で採取した海水を、ゲルマニウム半導体検出器によるγ線スペクトロメトリーにより測定したそうです。
今年の5月30日から、11月10日のあいだに実施した6回の測定すべてに於いて、すべての調査地点の海水から、ヨウ素-131、セシウム-134、セシウム-137は不検出だったようです(※検出下限値は、1Bq/ℓ以下)。
この測定結果自体は、愛知県に住む僕たちにとって、たいへん安心できるものですが、付近の漁港で水揚げされた魚介類が安全かどうかは、別途の放射能測定が必要かもしれません。当然、長い距離を移動する魚もいるでしょうから、この付近で水揚げされたとしても、その魚が北方の海を回遊していた可能性もあるでしょう。福島原発事故による、大きな放射能被害を被っていないと思われる愛知県ですが、こういった点も考慮して、油断のないように調査を続けて頂きたいと思います。
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