ゴールデンウィークなので、千葉県成田市の実家に帰り、東電のバラ撒いた放射能に汚染された、庭の手入れなどを手伝おうか、とも考えましたが、諸事情により、今回は断念。恐らく、次回の帰省は年末になりそうです。
帰省と言えば、僕は、けっこう、名古屋⇔東京を、今問題のツアーバスで行き来していたのです。楽天ツアーのサイトで申し込む、3列シートのバスがお気に入りでした。
5時間ほどの乗車時間ですが、休憩も2回あり、なにしろ、席が飛行機のビジネスクラス並みの広さと快適さを備えているので、肉体的、精神的にも苦痛フリーなのです。
このバスは、運転手1人体制で、運賃は、だいたい4,000円を切るくらいだったと思います。
今回のバス事故があるまで、まったく考えなかったのですが、僕が使用していた路線は、この料金で、時には、乗客の総数が10人を切ることもザラだったので、バス会社は、(経済的に)かなり厳しい運営をしていたのかもしれません。
よくよく考えると、大勢の乗客を乗せて高速道路を走るバスで、運転手が1人のみ、というのは(それが深夜便でなくても)、かなり微妙です。と言うより、怖いです。運転中に、運転手に何かがあった場合の、「もしも」のときに対する安全が、まったく担保されていません。「腹壊しても、眠たくなっても、心臓止まっても、大和魂で走り切らんかぃ!」などという精神論は、こういう問題の有効な解決策にはなりません。
飛行機は、パイロット2人体制で、メインパイロットが体調を壊したり、(何らかの事情で)操縦ができなくなったりする、「もしも」のときに備えています。
飛行機とバスでは、必要とされる操縦技術も、運搬する乗客数も違いますが、「人の命を預かる」という点に於いては、責任の重さは同じです。
と言うことで、僕は、ツアーバスにも、運転手2人体制を求めたいです!!
ただ、報道によると、ツアーバスのバス会社は、過度な運賃の価格競争により、ギリギリの運営を強いられているとのこと。こういう現状を考慮すれば、ツアーバスに、より高い安全を求めるのならば、バス会社が、(運転手を2人体制にするなど)安全を担保できる環境を作れるように、ツアーバスのユーザーは、現行よりも高い運賃を負担するべきでしょう(※報道によると、今回の事故を起こした運転手には、現行のツアーバスの問題点や、安全性を議論する以前に、個人的に大きな問題がありそうですが..)。
しかし、仮に、ツアーバスの名古屋⇔東京の運賃が、現行の3,000~4,000円から、6,000円くらいに上がるとしたら、僕だったら、バスではなく、新幹線を使うかもしれません。5,000円前後だったら、バスにするかなぁ..
なかなか、難しいところです..
2012年5月5日土曜日
2012年5月2日水曜日
ハリウッド映画を観ながら考えた、放射能に対する心構え
ゴールデンウィークなのでw、ハリウッド映画を何本か観ました。
アクションとか、スリラー系なのですが、何も考えずにボケーっと観ていたハズが、なかなか良い教訓を得た、というか、為になった、というか、いろいろと考えさせられたわけです。
映画で、得体の知れない、訳のわからない、未知の生物とかが出てくるじゃないですか。
そういうときに、余裕ぶっこいて、無警戒に対象に近づいていく勇気ある脇役がいるのですが、彼らは、9割くらいの確率で、最初の犠牲者になってしまいます。
そうそう、「フリンジ」の3rdシーズンだったかな。
廃墟となった工場の近くに車を停めて、車内でハイになっていた若い男が、工場内から聞こえてくる不審な物音に気づき、止せば良いのに工場内に侵入して、止せば良いのにシェイプシフター(人の姿に形を変える、別の世界から来た生命体..)の卵を棒でツンツンしているうちに、案の定、シェイプシフターにやられてしまうのです..
この男の行動に、僕は絶句してしまいます。
だって、絶対ダメじゃないですか。
先ず、誰が考えても、不審な物音が聞こえてくる廃墟なんか、絶対入っちゃいけないのです。
それで、目の前に、これまでに見たことのない不気味な卵なんかがあったら、絶対に刺激してはいけないのです。素手はもとより、棒を使っても絶対にNGです。
己の好奇心の赴くまま、そこにどんな危険が潜んでいるかも知らないまま、「こんなの、たいしたことないゼ!グヘッ!」と、根拠のない自信とともに突っ走った男は、失う必要のない命を失ってしまいました..
恐らく、放射能問題も同じなのです。
3.11以来、僕は、原発推進、原発反対、両方の学者の著書をたくさん読んでいるのですが、その上で辿り着いた、自分なりの考えを簡単に纏めますと、「『福島原発事故で放出された放射能(放射性物質)による健康被害がない』なんていうことは、まずあり得ないから、日本で生活をするのならば、相当の注意を払う必要がある」ということになります。
(長くなるので、詳しくは書きませんが..)アメリカや欧州の原発周辺に住む人々が、癌などの疾患に罹る割合は、原発のない地域に住む人々と比べてかなり高い、というデータがあります。
つまり、そういう地域に放出される放射能は、今回の福島原発事故に比べれば、ゼロに等しいくらいの量であるにも拘らず(※少なくとも、1平方メートルの土地から、何千ベクレルとか何万ベクレルという放射能が検出されるレベルではない)、実際には、これらの原発周辺に住む人々に、放射能による健康被害が出ている可能性があるのです。
当然、チェルノブイリ原発事故後に報告された、数々の健康被害についても、簡単に無視することはできないでしょう。
同じ内容の書籍、資料を読んでも、僕のように、「放射能は危険だから気をつけなくては!」と考える人もいれば、まったく違った考えを持つ人もいると思います。僕の考えが、「100%正しい」ということではないでしょう。
ただ、どういう結論に至るにせよ、これだけの原発事故が起きてしまい、福島県、東北、関東地方の一部の土壌が酷く汚染されてしまったことは事実なのですから、日本人の一人ひとりが、放射能関連の様々な書籍、資料(インターネット上にある情報も可か..)に目を通した上で、自分なりの考えを持つことが大切です。
映画やドラマだけでなく、現実の世界でも、不用心さと無知が命取りになることがあります。
放射能という相手の正体も知らずに、「こんなの、たいしたことないゼ!グヘッ!」などと、根拠のない自信を持って、無防備に放射能に近寄り、無駄に放射能を体内に取り込むことだけは、絶対に避けたいものです..
アクションとか、スリラー系なのですが、何も考えずにボケーっと観ていたハズが、なかなか良い教訓を得た、というか、為になった、というか、いろいろと考えさせられたわけです。
映画で、得体の知れない、訳のわからない、未知の生物とかが出てくるじゃないですか。
そういうときに、余裕ぶっこいて、無警戒に対象に近づいていく勇気ある脇役がいるのですが、彼らは、9割くらいの確率で、最初の犠牲者になってしまいます。
そうそう、「フリンジ」の3rdシーズンだったかな。
廃墟となった工場の近くに車を停めて、車内でハイになっていた若い男が、工場内から聞こえてくる不審な物音に気づき、止せば良いのに工場内に侵入して、止せば良いのにシェイプシフター(人の姿に形を変える、別の世界から来た生命体..)の卵を棒でツンツンしているうちに、案の定、シェイプシフターにやられてしまうのです..
この男の行動に、僕は絶句してしまいます。
だって、絶対ダメじゃないですか。
先ず、誰が考えても、不審な物音が聞こえてくる廃墟なんか、絶対入っちゃいけないのです。
それで、目の前に、これまでに見たことのない不気味な卵なんかがあったら、絶対に刺激してはいけないのです。素手はもとより、棒を使っても絶対にNGです。
己の好奇心の赴くまま、そこにどんな危険が潜んでいるかも知らないまま、「こんなの、たいしたことないゼ!グヘッ!」と、根拠のない自信とともに突っ走った男は、失う必要のない命を失ってしまいました..
恐らく、放射能問題も同じなのです。
3.11以来、僕は、原発推進、原発反対、両方の学者の著書をたくさん読んでいるのですが、その上で辿り着いた、自分なりの考えを簡単に纏めますと、「『福島原発事故で放出された放射能(放射性物質)による健康被害がない』なんていうことは、まずあり得ないから、日本で生活をするのならば、相当の注意を払う必要がある」ということになります。
(長くなるので、詳しくは書きませんが..)アメリカや欧州の原発周辺に住む人々が、癌などの疾患に罹る割合は、原発のない地域に住む人々と比べてかなり高い、というデータがあります。
つまり、そういう地域に放出される放射能は、今回の福島原発事故に比べれば、ゼロに等しいくらいの量であるにも拘らず(※少なくとも、1平方メートルの土地から、何千ベクレルとか何万ベクレルという放射能が検出されるレベルではない)、実際には、これらの原発周辺に住む人々に、放射能による健康被害が出ている可能性があるのです。
当然、チェルノブイリ原発事故後に報告された、数々の健康被害についても、簡単に無視することはできないでしょう。
同じ内容の書籍、資料を読んでも、僕のように、「放射能は危険だから気をつけなくては!」と考える人もいれば、まったく違った考えを持つ人もいると思います。僕の考えが、「100%正しい」ということではないでしょう。
ただ、どういう結論に至るにせよ、これだけの原発事故が起きてしまい、福島県、東北、関東地方の一部の土壌が酷く汚染されてしまったことは事実なのですから、日本人の一人ひとりが、放射能関連の様々な書籍、資料(インターネット上にある情報も可か..)に目を通した上で、自分なりの考えを持つことが大切です。
映画やドラマだけでなく、現実の世界でも、不用心さと無知が命取りになることがあります。
放射能という相手の正体も知らずに、「こんなの、たいしたことないゼ!グヘッ!」などと、根拠のない自信を持って、無防備に放射能に近寄り、無駄に放射能を体内に取り込むことだけは、絶対に避けたいものです..
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